声優たちと暮らす中で

open the door ページ13

下｢ちょっと待ってね｣




そういって携帯を取り出し、LINE？らしきものを始めた。すると、中から『ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ』と騒がしくなる。


慌てすぎwwwと笑う下野さんを横に私は緊張の面持ちでしかない。




何かの準備かな？いや、逆に準備以外に他何があるって話しだけど((



下｢俺が入ってから20秒くらいたったら入ってきてね｣


そういって中にいってしまった下野さん









扉の前にひとり。








こういう時に昔のことを思い出してしまうんだな。






扉の前でゆっくりと20秒。数えながら考える。



新しい生活。一緒に暮らす人たちは憧れの声優さん。諦めた夢だって叶えられるかもしれない。



夢を叶えて有名になればあの人にも会えるかもしれない。







それに。




ここにいれば、『ひとり』じゃない。





貴「ふぅーーー……………」







よし。





『ｺﾝｺﾝｺﾝ。』




貴｢失礼しますーーー………｣





ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟｯﾝﾊﾟﾝﾊﾟｰｰｰｰﾝ！！！！
ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟｰｰｰｰﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟｯﾝﾊﾟｰｰｰｰﾝ！！！！！




『ようこそ！！！！声優寮へ！！！！！』






皆『(ﾆｺﾆｺﾆｺ)』









……………………ガチャン



見えた世界が眩しすぎて反射的に閉めてしまった。

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