もう4番目なんて言わせねぇから!!【Yuta.K】

ゆうた違い。 ページ13

私が唯一ファンクラブに入るほど、大好きなバンドが突然の活動休止を発表した。

とりあえず、事実上のラストLIVEになってしまうLIVEのチケットは取れていた。

だから、最後の勇姿を見る事が出来るのは、ある意味ラッキーではあるけれど。

とにかくめちゃくちゃショックで、私が好きなボーカルのユウタと同じ名前の優太に、

「あーあ、もうユウタに会えないのかぁ…」
「もうこのメンバーでのLIVEも見れないのかぁ…」

と、悲しい想いをぶちまけていた。

そして、ラストLIVEの前日に優太と電話で話していた時のこと。

「あー、ついに明日で最後なんだよ、明日になれば会えるのは楽しみだけど、明後日からはもう会えないなんて辛すぎる…」

ユウタには会いたいけど、会った後の事を考えて落ち込んでいた私に、

優「まぁそれはたしかに悲しいよな。
気持ちはすっげーわかるよ。
でもさ、たしかにそっちのユウタはいなくなるかもしんないけど、Aには、俺がずっとそばにいるからあんま寂しがんなよな!!」

なんて、ふざけた事を言ってきた。

「なにそれ、ゆうた違いもいいとこだよ笑」

優「それでも俺がいれば寂しくないだろ？
とりあえずこっちの優太で我慢しとけって笑」

「ばっかじゃないの、ユウタと優太じゃ全然違うっつーの。」

本当は、ほんのちょっとだけ嬉しかったんだ。

でも、優太はすぐ調子に乗るから、ありがとうなんて絶対に言ってあげないけど笑

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