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『じゃあ俺は帰るわ。A、またな』

「え?紫耀のところまで一緒に行かないの?」

『今日はAに会いに来ただけやから行かん笑』

そう言いながら、優しく私に微笑みかける廉にキュンとしてしまう私。

「わかった、じゃあ今度は二人でご飯行こうね」

『ホンマやで、約束やからな!!』

廉は嬉しそうに言った後、爽やかに帰っていった。

「紫耀ゴメン、お待たせー」

私が笑顔で紫耀に声を掛けると、口を尖らせながら私を見た紫耀。

「いやいや、何でそんな顔なのよ笑」

『ちょっと時間長くない?

俺が寒空の下で凍えそうになりながら待ってるのに、二人は温かい中で楽しそうにしてるし!!』

「ずっとここで待ってるからじゃん笑

どっか別の店に入って待ってたらよかったのに…」

『そんなの無理に決まってるでしょ!!

俺が目を離したら、廉がAに何するかわかんないから心配で気が気じゃないもん!!』

紫耀は恐らく、私に近づく男を全員敵だと思ってるんじゃなかろうか。

「廉が私に何かするわけないでしょ?笑」

何ならさっき、彼女にする選択肢に無いってハッキリ言われたばっかりだよ!!笑

『だいたい、Aは廉に対しての警戒心が無さすぎだから!!』

「え?そうかなぁ〜?」

『そうだよ!!

最初、俺の事はめちゃめちゃ警戒してたくせに!!』

何か拗ねたみたいに言ってるけども。

そりゃあ警戒するでしょうよ、あんな出会い方したんだから。

「紫耀、またその話する?

思い出したら機嫌悪くなるけどいいのかな〜?笑」

私が笑いながら紫耀を見つめると、ハッとした顔をした紫耀。

『え?いや、しないよ?絶対にしないっ!!』

横に首を勢いよくブンブン振りながら言う紫耀に、思わず笑いが込み上げる。

「はい、じゃあ仲良く手繋いで帰ろっか?笑」

私が紫耀に向かってそっと左手を差し出せば、

『ふはっ、うん、繋ぐぅ〜♡』

そう言って私の手を優しく握って嬉しそうに微笑む、可愛い紫耀くん。

そんな可愛いすぎる紫耀を見つめながら、

私は間もなくやってくる愛しい彼氏の誕生日を、どう過ごそうか考えていたのだった。

二人で迎える初めての誕生日。→←.



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ひかる(プロフ) - かいとんさん» 海ちゃんmainの構想もぶっちゃけ全く無い訳ではないんやけど、お話が浮かぶとこれは平野mainにした方がキュンとするかも♡ってなったりして海ちゃんmainが消滅しちゃう…笑 じゃあ私のファンはもう卒業ですか?笑 (2022年2月15日 0時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - ひかるさん» やっぱり海ちゃんmainは頭にないのね(笑じゃあさいならっ!) (2022年2月14日 23時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» お久しぶりです!!え、やめちゃったの?まさか他グループ担になったとか?でも私の事覚えててくれて嬉しいです♡平野のリアル設定はあまり需要無かったみたいやけどな!!笑 平野main書いてたら、永瀬main書きたくなってきたんやけど岸くんとジンくんが先かな…笑 (2022年2月13日 18時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - ひかるさん(^-^)お久しぶりです!実は私、キンプリのお話し書くのやめちゃったんですよね💦でも、ひかるさんのお話見て、またほっこりしました(^-^)完結おめでとうございます! (2022年2月13日 10時) (レス) @page50 id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» いつもありがとう!!そんな楽しみにしてくれてたなんて嬉しい♡まぁ安定の低評価スタートやけど、なるべく更新停止にならんように頑張ります笑 (2021年10月25日 8時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかる | 作成日時:2021年10月24日 17時

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