絶対に恋なんかしない。2【Sho】

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『で、廉はいくつになったんだっけ？笑』

『23や!!

お前とどんだけ一緒におると思ってんねん、エエ加減覚えろや!!』

誕生日を祝うと言いながら、廉が何歳になるのかを聞いた紫耀さん笑

そんな紫耀に超高速ツッコミをする廉に、しょうれ〜ん♡とついニヤニヤしてしまう私。

『も〜、何でAも笑いながら見とんねん!!』

いやいや、今何で私まで怒られた？

「何か、しょうれんがしょうれんしてていいなぁ〜♡と思って笑」

私が完全にティアラ目線で二人を見てそう言えば、

『何やそれ。まぁAが楽しいならええけど。

ただ、紫耀が着いてきたのは余計やったけどな!!』

ちょっぴり不満そうな顔で紫耀を見た廉。

『そんな事言うなよ〜、ほらこれも食べな!!

どう？美味しい？』

お肉を廉の口に雑に突っ込みながら笑う紫耀。

『うん、うまい』

『じゃあさ、俺がこの店選んで良かった？笑』

『う〜ん、まぁそうかもしらんな』

『でしょ〜!!

だから今日は俺が着いてきて良かったって事!!笑』

『あのさぁ、そうやって自分が着いてきた事を正当化しようとしとるのかもしらんけど、

ぶっちゃけ、今日の紫耀はお邪魔虫やからな？笑』

廉が図星を指すと、紫耀はなぜか口を尖らせて私を見つめてきた。

『A〜、廉がいじめる〜』

紫耀がそう言いながら私に抱きついてきた笑

可愛い。

シンプルに可愛い。

「よしよし笑」

私が笑いながら紫耀の背中をポンポンすると、今度は廉が口を尖らせて私を見た。

『俺は自分の誕生日に一体何を見せられとんの？』

「紫耀が勝手に抱きついてきただけだよ？笑」

『え〜、Aもポンポンしたくせにぃ〜笑』

紫耀がニヤニヤしながら私を見て言えば、廉は大きなため息をついた。

『まだ全然食べてへんのに、何やもうお腹いっぱいやわ笑』

『そう？じゃあ早いけどお開きにする？笑』

『せえへんわ!!帰るならお前一人で帰れや!!』

『A〜、また廉がいじめる〜!!』

紫耀がそう言いながら再び私に抱きつこうとすると、

『いやいや、さすがに二回もさせへんからな!!』

目の前でイチャつかれたくない廉は、紫耀の腕を掴んで引き止めた。

『廉、邪魔すんなよ〜!!笑』

『元はと言えば邪魔しとんのはお前の方やろ!!』

これってもはや、イチャついてるのはしょうれんの方だよね？笑

私は一人そんな事を思いながら、楽しそうに言い合いをしている二人を見つめていたのだった。

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