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一緒に。 ページ31

『あ〜、やっとAと二人きりになれたぁ〜♡』

メンバーが帰った後、紫耀が再び私を抱きしめながら言った。

「でも、せっかく皆も心配して来てくれたのにすぐ帰らせちゃって申し訳なかったよね?

本当はもっと紫耀と話したかったんじゃないかな」

疲れた顔をしていた紫耀の体調を気づかったつもりだったけど、

紫耀の事を心配して来てくれたメンバーに対して、少し配慮が足りなかったかなぁと反省していた。

『そんな事無いって!!

俺が今そばに居て欲しいのはAだけだもん♡』

そんな甘い言葉を囁きながら、紫耀は私の肩に小さな頭を乗せた。

「紫耀、疲れてない?やっぱり少しだけ寝よっか?」

私が心配して紫耀を見つめながら言えば、

『Aが一緒に寝てくれるなら寝るぅ〜♡』

紫耀は嬉しそうに私の手を恋人繋ぎしながら、寝室に向かって歩き出した。

紫耀に促されるように二人並んでベッドに横になると、

眠かったはずの紫耀が、私の方を向きながらニコニコと微笑んでいた。

「なぁ〜に?眠いんじゃないの?笑」

紫耀にじっと見つめられ、恥ずかしいのをごまかすように私がそう尋ねると、

『眠いけど、な〜んかもったいないんだよなぁ〜。

あ!でもAが頭撫でてくれたら、すぐに寝ちゃうかもしれないよ〜?笑』

紫耀が私の手を取り、自分の頭の上に乗せて笑いながら言った。

「なに、撫でて欲しいの?笑」

『うん、欲しいっ♡』

満面の笑みで言う紫耀が可愛いすぎて、私の中にやらないという選択肢は見当たらなかった。

私が頭を撫で始めると紫耀は静かに目を閉じ、しばらくすると寝息が聞こえてきた。

あらら、本当に寝ちゃったよ笑

うっすらと微笑み、幸せそうに眠る可愛いらしい寝顔を間近で見つめながら、

私も段々と睡魔に襲われ、紫耀に抱きつくように一緒に眠っていたのだった。

起きる。→←帰って。



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ひかる(プロフ) - かいとんさん» 海ちゃんmainの構想もぶっちゃけ全く無い訳ではないんやけど、お話が浮かぶとこれは平野mainにした方がキュンとするかも♡ってなったりして海ちゃんmainが消滅しちゃう…笑 じゃあ私のファンはもう卒業ですか?笑 (2022年2月15日 0時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - ひかるさん» やっぱり海ちゃんmainは頭にないのね(笑じゃあさいならっ!) (2022年2月14日 23時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» お久しぶりです!!え、やめちゃったの?まさか他グループ担になったとか?でも私の事覚えててくれて嬉しいです♡平野のリアル設定はあまり需要無かったみたいやけどな!!笑 平野main書いてたら、永瀬main書きたくなってきたんやけど岸くんとジンくんが先かな…笑 (2022年2月13日 18時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - ひかるさん(^-^)お久しぶりです!実は私、キンプリのお話し書くのやめちゃったんですよね💦でも、ひかるさんのお話見て、またほっこりしました(^-^)完結おめでとうございます! (2022年2月13日 10時) (レス) @page50 id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» いつもありがとう!!そんな楽しみにしてくれてたなんて嬉しい♡まぁ安定の低評価スタートやけど、なるべく更新停止にならんように頑張ります笑 (2021年10月25日 8時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかる | 作成日時:2021年10月24日 17時

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