ずっと永瀬担。 ページ44
「も〜廉が変な事言うから、これから平野にどう接していいかわかんなくなったじゃん!!」
廉に美味しいご飯をおごってもらった店を出て、私の家まで送ってもらいながら文句を言う私。
『え？待って、それって俺のせいなん？笑』
可笑しそうに笑いながら私を見つめる廉を、私が不機嫌な顔で睨めば、
『まぁでも、さっきはあんなん言うたけどさ、
Aにはこれからもずっと永瀬担で居って欲しいし、俺だけに恋してて欲しいと思ってんで♡』
まるで息をするみたいに、私を喜ばせる事を当たり前のように言ってくる廉。
意識せずとも、ナチュラルに胸キュンを挟んでくるところがちょっぴり悔しい。
「それはどうかなぁ〜笑」
私がふざけてそう言うと、
『え、嘘やろ？』
と、急に慌て出しちゃうところは可愛いけどね笑
「うん♡笑
私はずっと永瀬担だし平野になんか恋しないよ？」
私が廉を見つめながらそう言えば、
『も〜、マジで焦ったんやけど!!
でも、今の言い方めっちゃ可愛かったから許す♡』
廉は私をニヤニヤしながら見つめた後、さりげなく私の手を取って恋人繋ぎをしてきた。
「え、何してんのこれ？」
『ん〜？恋人繋ぎやけど？笑』
「それはわかってるけど、私達恋人じゃないよ」
『じゃあ今から俺ら、恋人になるぅ〜？笑』
いやいや、だいぶチャラいな。
とんだチャラ王子やけど、そんなところも好き。
「誠に光栄な事ですが、丁重にお断り致します笑」
『なんでやねん!!
さっきずっと永瀬担や言うたばっかりやのに〜!!』
少し拗ねた顔で私を睨む廉を、私は笑いながら見つめていた。
そうして楽しく会話をしながら歩いていたら、すぐに家の前まで着いてしまった。
「廉、今日は美味しいご飯ご馳走様でしたー♡」
『まぁ、帰り送って行くのも飯おごったのも、
Aがライブ中に俺だけ見るって約束を破った罰なんやけどな!!笑』
あ、そうだった笑
でも私、普通に楽しい時間を過ごしてたよね。
「私、廉のそういうところ大好きだよ♡」
私がそう言えば、廉は嬉しそうに私を見つめて微笑んだ。
『ありがとう。俺も好きやで、じゃまたー』
「うん、おやすみー」
お別れの挨拶をかわした後、廉の背中を見送りながら家に入ろうとした瞬間、私のスマホが震えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 563人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひかる(プロフ) - みぃさん» やっぱり続編気になりますよねー笑 確かに書くのが楽しいって思ってないと書けないですね。私も平野と付き合いたいので続編読みたいです♡(作者はお前や笑) (2021年10月17日 21時) (
レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 続編お願いします｡でも書くのがしんどかったら、やっぱり書けないよ〜って言っても良いと思います｡作家さん自身が楽しめないと作品にそれが出ちゃいますから…私は、このお話好きです｡なので続編が読めたら嬉しいな(^^) (2021年10月17日 20時) (レス) @page50 id: b27fbfb28f (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - あちゅぴさん» 楽しく読んで頂けて嬉しいです!!やっぱり続き気になっちゃいますよねー。今のところ続編希望しか来てないので、書く可能性はだいぶ高いです笑 (2021年10月17日 20時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
あちゅぴ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています♡続編見たすぎます！！！！ (2021年10月17日 16時) (レス) @page50 id: 9024cefd53 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» ありがとう!!やっぱり続編なんかな？間あけるとどんなお話だったか忘れちゃうもんなぁ〜私が笑(作者失格な)ん〜…海ちゃんはゴメン、全く考えてなかった!!笑 最近の私の読者様は、岸くんよりジンくん派の方が多いのかな？とか勝手に思ったりしてます。 (2021年10月17日 16時) (レス) @page50 id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひかる
| 作成日時：2021年8月26日 19時
