知りたい。 ページ39
『あ!!久しぶりのAちゃんだぁ〜♡』
楽屋に挨拶がてら顔を出せば、真っ先に抱きついてきたのは海人くん。
「海人くん、久しぶり」
私が海人くんのハグを普通に受け入れてそう言えば、
『オイ海人、Aちゃんから今すぐ離れろ!!』
平野が私と海人くんの間に入って引き離した。
『ちょっと!!
廉ならともかく、何で紫耀が邪魔すんだよぉ〜!!』
『海人はそうやって、すぐ誰にでも抱きつくの良くないぞ？』
「そんな節操ないみたいな言い方すんなよぉ〜!!
俺だって誰でもいいわけじゃないんだからねっ!!」
何故か私が来て早々に揉めてるしょうかいコンビ。
『まぁまぁ、二人とも落ち着けって。
今日は俺がAを招待したんやから、Aは俺だけ見とって？』
廉が私に笑いながら言うので、
「廉、今日は招待してくれてありがとう♡
廉がそう言うなら、今日は廉しか見ない事にするね!!」
私も笑いながらそう返すと、
『え？ちょっと待って。
廉とAちゃん、いつから呼び捨てで呼びあってんの？』
ジンくんがビックリした顔で、私と廉を交互に見つめながら言った。
『Aの誕生日の帰りからやんな？』
「あの日の帰り道で、廉が急に距離感おバカになっちゃって、ね？笑」
私達が微笑み合いながらそう言えば、
『何か二人、めちゃくちゃいい感じじゃない？
俺なんて連絡先すら教えてもらえないのにさ〜』
ジンくんが口を尖らせて言いながら、恨めしそうに私を見た。
「あ、それはジンくんだけじゃないよ？海人くんも私の連絡先は知らないもん」
『そうじゃん!!何で俺にも教えてくれないの？
俺、こないだのライブまで一番仲良しの称号あったのに、しれっと廉に抜かされてんじゃん!!』
私が二人だけが連絡先を知らないと伝えると、海人くんも不服そうな顔でそう言ってきた。
「え、二人はそんなに私の連絡先知りたいの？」
『それはそうでしょ!!』
『そんなの知りたいに決まってるじゃん!!』
結局、ジンくんと海人くんが必死に言ってくる圧に負けた私は、
この後二人と連絡先を交換して、ライブ本番を迎えたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 564人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひかる(プロフ) - みぃさん» やっぱり続編気になりますよねー笑 確かに書くのが楽しいって思ってないと書けないですね。私も平野と付き合いたいので続編読みたいです♡(作者はお前や笑) (2021年10月17日 21時) (
レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 続編お願いします｡でも書くのがしんどかったら、やっぱり書けないよ〜って言っても良いと思います｡作家さん自身が楽しめないと作品にそれが出ちゃいますから…私は、このお話好きです｡なので続編が読めたら嬉しいな(^^) (2021年10月17日 20時) (レス) @page50 id: b27fbfb28f (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - あちゅぴさん» 楽しく読んで頂けて嬉しいです!!やっぱり続き気になっちゃいますよねー。今のところ続編希望しか来てないので、書く可能性はだいぶ高いです笑 (2021年10月17日 20時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
あちゅぴ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています♡続編見たすぎます！！！！ (2021年10月17日 16時) (レス) @page50 id: 9024cefd53 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» ありがとう!!やっぱり続編なんかな？間あけるとどんなお話だったか忘れちゃうもんなぁ〜私が笑(作者失格な)ん〜…海ちゃんはゴメン、全く考えてなかった!!笑 最近の私の読者様は、岸くんよりジンくん派の方が多いのかな？とか勝手に思ったりしてます。 (2021年10月17日 16時) (レス) @page50 id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひかる
| 作成日時：2021年8月26日 19時
