検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:5,404 hit

*17話 ページ17

せとなの自己紹介も無事終わり、席はどこかという話になった。


個人的には窓際の方が暖かくて寝やすい…。


まあ、担任があずき先生である限り、寝るつもりはないが。


皆こんな前髪長い奴と隣になりたくないと思うから、せとなと隣にしてさっさと決めとくれ。


だんだん面倒になってきて、隣にいるあずき先生の腕をつつく。


ん?と、先生がこちらを見る。

『そこがいい』

と、私が指指したのは、窓際の一番後ろ。

あずき先生が頷き、皆を黙らせる。

さっきまでざわついていた教室は多少の話声は聞こえるものの、静かになった。

話声が聞こえるのはこの狐耳のせいか。


せっかくなので、窓際の席を空けると共に席替えをするらしい。


ちなみに、私の場所は決定だ。


せとなはどこでもいいらしい。いや、隣来いや。


どうせ異世界っつったって、面白い事なんてそんなないんだからさ。


私は立っているのが疲れて、早くも窓際の後ろの席へ足を進める


よいしょ、と席に座り頬杖をつく。

皆はくじ引きをしているらしい。ほーお。

元の世界は席替えでくじ引きとかやったことないなー。


少しこの世界が羨ましくなる。


こんな小さな事で、こんないじめられる異世界に住みたいと思うような奴ではないが。


『ふあ、』

口元に手をあてて、あくびをする。


眠い…


だって私は24時間眠い、睡眠が趣味な人間だもの。

人間じゃない?かな?知らんがな。


やっと席が決まって、隣の席の人は誰か、と期待してみる


ぅわ…


見た目で決めてはいけないことくらいわかっているが、

隣には、ゆるく巻いてあるピンクの髪を上でツインテールにしていて、服はフリルがたくさんついた服を着ている子が座っていた。


嫌な予感しかしない…。


「あらぁ、さっき転校生?よろちくねん」

吐き気しかしない。まじトイレ行きたい。


先生、私は早く席替えをしたい。

こんな世界間違ってるよ!

よりによってぶりっこが…。


とりあえず、機嫌を損ねることだけは避けたいので、挨拶はしておく。最低限に。

『………よろしく、』

*18話→←*16話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.7/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:能力 , 中学生 , 異世界 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はらる - ありがとう!! はらるさんがんばる(`・ω・´) (2018年10月26日 21時) (レス) id: 77e8d2d9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - はらるさん» 千bitごえおめ! (2018年10月26日 19時) (レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
緋月瀬音奈(プロフ) - なんかいつの間にhit数増えてね? (2018年10月26日 18時) (レス) id: e94d3cd3d0 (このIDを非表示/違反報告)
彌祐(ログアウト) - はらるさん» どいたまでちよ( (2018年10月21日 1時) (レス) id: 963abcba02 (このIDを非表示/違反報告)
彌祐(ログアウト) - え、察したのか(( (2018年10月21日 1時) (レス) id: 963abcba02 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はらる | 作成日時:2018年9月23日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。