28話 ページ28
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「なにやってんだてめぇら……!」
意識が遠くなりそうな中、見覚えのある人達。
蘭「無事か?A」
竜「怪我してんじゃん!無事ではないだろ」
九「三途、お前がしっかり守ってやんなきゃ意味ねーだろ」
三途「……うるせぇな。先にお前を殺すぞ」
九「誰か助けてやったと思ってるんだ!」
三途「……うるせぇ。傷に響く」
『……』
みんな…………
三途さん……
きてくれたんだね。三途さんも縄から解かれてる。みんなが助けてくれたんだね。
す「てめぇ……どうやって……!」
三「雑魚を見張りにつけんなよ。クソ雑魚すぎたぜ」
す「クソがあああああ!」
パァン、パァン
たくさんの銃声が鳴り響く。銃弾があたり倒れる人もいる。
そんな様子を見ていると私の前にすけが立ち、私の髪の毛を引っ張る。
す「俺に近寄んじゃねぇぞ、
こいつがどうなってもいいのかよ」
『…………三途さん!
私はいいから!こんな奴早くやっつけて!』
まるで人質がヒーローに助けるみたいなセリフだ。梵天のメンバーなんて犯罪組織だしヒーローって呼べるほどの人達じゃないけどね。倒される側だけどね。
三途さんがゆっくり私達に向かって近づいてくる。三途さんの右手には日本刀。銃よりも刀のほうが三途さんの武器。
三「A、俺は言ったよなお前に」
『……』
三「俺が死ぬまで守ってやるってよ」
『三途さ……』
三「てめぇは俺と死ね。約束破んな。
勝手に死んだら許さねーよ、一生な」
『……』
三途さんの言葉がとっても嬉しくて、安心して、この人じゃないとダメなんだと考えてしまい視界が涙でぼやける。
ずっと三途さんと一緒にいたい。いるんだ。
『……言われなくても勝手に死にません!』
す「痛っ、てぇ!!
て、てめぇ……!」
すけは馬鹿な男だから口元は縛られていなかったから、力を振り絞り、すけの足を思いっきり噛み付いた。すけは足を抑えてしゃがみこむ。そして命乞い。
す「悪かった!
命だけは……命だけは……!」
三「てめぇやてめぇの家族は何回もAを傷つけた。梵天の名を利用して梵天を汚した。
てめぇが行くのは地獄だよ」
す「ひぃいいい!
があっ!」
三途さんが刀を振りかざし、心臓に突き刺した。
たくさんの血が体から溢れ、すけは倒れた。
すぐに三途さんの部下がすけが死んだかどうか確認すると、三途さんたちはすけの部下を殺しにかかった。
殺意を込めて。
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ゆき(プロフ) - 更新楽しみにしています!!頑張ってください! (2021年9月23日 16時) (レス) id: 71bdc7cd9e (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - あ、クライマックス………いや、作品の波……?でしょうか。更新頑張ってください! (2021年9月20日 18時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
叫びすぎて喉痛い - ふっ…控えめに言って神 (2021年9月18日 20時) (レス) id: bf3a83fab0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - うわぁ!!!神作品!!!自覚してくれ三途くん!!!更新楽しみに待ってます! (2021年9月16日 18時) (レス) id: f68d781c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乱れ桜 | 作成日時:2021年9月14日 14時