18話 ページ18
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過去 三途side
俺は梵天のアジトでくつろいでいた。仕事は一通り終えたから足を組んでブラックコーヒーを飲む。
九「大変だ！」
三「あ？
どうした九井」
九「世話になってる銃メンテの家に他の組織が乗り込んでるらしい」
三「ハ？
それって……」
九「ああ。あの家族のところだ」
ガタッ。勢いよく椅子から立ち上がると、椅子が後ろに倒れた。
三「俺が行ってくる。
九井、ボスや鶴蝶に報告しとけ」
わかった、と九井が首を縦に降ると、俺は外で待ってるという灰谷達の車に乗り込んだ。
◇◇◇
おっさんの家に着くと、家の前には見知らぬ黒い車が1台。
車から降り、銃を構えながら走って家の中に入ると
「へっ、遅かったな梵天」
三「っ！」
既に床には頭から血を流してる夫婦。
その娘のAは男に首を締められる。死ぬ寸前だ。
三「てめぇ！なにしてくれてんだ！」
「この家族がよ〜、銃が壊れたから見てくれよって頼んだら「お前らなんかの組織は見ない」って拒否られてさ〜、調べたら梵天専門の銃整備士って聞いてさ、カチンときちゃってさ〜」
三「それでコイツら殺したのか」
「梵天に恨みもあったしさ、つい殺っちゃったよ」
三「てめっ……！」
こいつをどういたぶってやろうか、殺してやろうかと考える。
『……お兄さ……』
三｢アッ？｣
死ぬ寸前のAの口が開いた。
『…………組織とか……梵天とか……
……私は何も知らなかったよ……。お父さんのことも……隠してるお母さんのこと……も……。
けど何も知らないからこそ……私は……この男が……憎い。
……憎くてっ……仕方ないっ……！』
三「……」
目から涙をたくさん溢れさせながら、弱いけど強く語り出す。
『……お父さんも……お母さんもゴホッ……
大好……きだった……毎日が……幸せだった……』
「うるせーよ！黙ってろ！何もできねぇ小娘が！」
『…………できる。
………で……きるもん！』
｢アァ！？｣
三「！？
オイ、それって！」
以前、おっさんが愛用の銃だ、と見せてくれた銃がAの手に合った。
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ゆき(プロフ) - 更新楽しみにしています！！頑張ってください！ (2021年9月23日 16時) (
レス) id: 71bdc7cd9e (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - あ、クライマックス………いや、作品の波……？でしょうか。更新頑張ってください！ (2021年9月20日 18時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
叫びすぎて喉痛い - ふっ…控えめに言って神 (2021年9月18日 20時) (レス) id: bf3a83fab0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - うわぁ！！！神作品！！！自覚してくれ三途くん！！！更新楽しみに待ってます！ (2021年9月16日 18時) (レス) id: f68d781c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乱れ桜 | 作成日時：2021年9月14日 14時
