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｢うﾞァﾞアﾞッ!!｣
｢別に私は、君の事も好ましく思っているんですよ？勤勉で努力家で良い子ちゃんですねぇ｣
｢グゥﾞウﾞウﾞ……ッ!!｣
｢ただ、ちょーっと私には会いたい方が居るので……すいません、少し魂を剥がして入れ替えさせて頂きますね｣
｢ァﾞァﾞァﾞ!!｣
学園長の声が、ガンガンと響く。
く、と首を絞めない程度に爪の付いた手を添えられたのが分かった。
ブクブクと口の端から泡を吹く。
もういっそ殺してくれと叫びたいのに、己の感覚と本能が絶叫する事を辞めない。
視界に変化が現れる。
森や川、湖がスライドショーのように流れて行って…｡
最後に、女性が、泣きながらこちらに向けて何かを叫んでいた。
伸ばした手が空を切っている。
夢の中の女性と、同じ声だった。
嗚呼ならば、やはりあの女性が。
やめて！！！
女性が絶叫する。
学園長が更に口角をあげる。
｢何千年振りでしょうか、漸く貴方と……！！｣
学園長が恍惚の声を上げた。
ミチミチと音を立てて、何かが剥がされる感触。
痛みは何も無いのに、何もかもがひっくり返るような強烈な不快感。
制止するように伸ばされる手を掴もうと、薄れゆく意識の中掴もうと手を伸ばしてーー
その手を、確かに暖かい物が包んだ
｢何をやっておる、クロウリー！！｣
女性の姿がふっと消える。
視界が戻る。
学園長が無理やり弾き飛ばされるのが見えた。
ラズベリーレッドの瞳が視界をいっぺんに覆い尽くす。
震える手をギュッと握る彼の手は、確かに汗ばんでいた。
｢人の子……！｣
｢マレウス、鴉は後じゃ！まずはこの子を寮へ運ぶぞ！｣
｢分かった！｣
転移魔法、とリリア先輩が呟く。
パチ、と視界が途切れた。
途切れる直前、見えたのはーー
ケロッとした顔で｢残念ですねぇ｣と言っている学園長の姿だった
激痛恐怖寂寞欲望憤怒 王の怒り 封じられた記憶 ページ16
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ユウside
嗚呼何だ、何をされている。嫌だ。怖い。目の前が渦巻く。触らないで。臓器がひっくり返る。ガクガクと頭が揺れる。視界に閃光が走る。魂が捻じ曲げられる。うるさいうるさいうるさい。うるさいのは自分の、悲鳴？？
｢こんな手荒な真似はしたく無かったんですがねぇ、まぁ仕方ない｣
｢別に私は、君の事も好ましく思っているんですよ？勤勉で努力家で良い子ちゃんですねぇ｣
｢ただ、ちょーっと私には会いたい方が居るので……すいません、少し魂を剥がして入れ替えさせて頂きますね｣
学園長の声が、ガンガンと響く。
く、と首を絞めない程度に爪の付いた手を添えられたのが分かった。
ブクブクと口の端から泡を吹く。
もういっそ殺してくれと叫びたいのに、己の感覚と本能が絶叫する事を辞めない。
視界に変化が現れる。
森や川、湖がスライドショーのように流れて行って…｡
最後に、女性が、泣きながらこちらに向けて何かを叫んでいた。
伸ばした手が空を切っている。
夢の中の女性と、同じ声だった。
嗚呼ならば、やはりあの女性が。
女性が絶叫する。
学園長が更に口角をあげる。
｢何千年振りでしょうか、漸く貴方と……！！｣
学園長が恍惚の声を上げた。
ミチミチと音を立てて、何かが剥がされる感触。
痛みは何も無いのに、何もかもがひっくり返るような強烈な不快感。
制止するように伸ばされる手を掴もうと、薄れゆく意識の中掴もうと手を伸ばしてーー
女性の姿がふっと消える。
視界が戻る。
学園長が無理やり弾き飛ばされるのが見えた。
ラズベリーレッドの瞳が視界をいっぺんに覆い尽くす。
震える手をギュッと握る彼の手は、確かに汗ばんでいた。
｢人の子……！｣
｢マレウス、鴉は後じゃ！まずはこの子を寮へ運ぶぞ！｣
｢分かった！｣
転移魔法、とリリア先輩が呟く。
パチ、と視界が途切れた。
途切れる直前、見えたのはーー
常識と概念がひっくり返る時※嘔吐表現有→←持っているはずが無い魔力
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サッポロポテイトゥ - 最高です！リクなのですが‥わ、私オクタが大好物でして‥少し絡んで欲しいです！この話とても面白く、目からオアシスメーカーですー (2023年1月19日 13時) (
レス) @page5 id: 186cc97eda (このIDを非表示/違反報告)
マロ汰(プロフ) - 葉月さん» わー一番乗りおめでとうございます！続編も引き続き頑張って行くので、よろしくお願いします(*´∀`)♪ (2022年12月26日 22時) (レス) @page8 id: 12860d964e (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 評価とお気に入りの一人目は私が頂きました！！マロ汰様の文章や内容どれも大好きなので続編も更新楽しみに待機しております！！ (2022年12月26日 16時) (レス) id: 7976f6f747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マロ汰 | 作成日時：2022年12月26日 16時
