【2話】パルクールが趣味とは珍しい気がする…。 ページ3
男主side
？｢オレぇ、誰かに抱っこされたの稚魚の時以来♪あんた力強いねぇ、髪長くてヒラヒラしてるから…タツノオトシゴちゃん！｣
そう言うと、その青年は僕の髪をくしゃくしゃとかき混ぜながら｢アハー♪｣と楽しそうに笑った。
同級生に少なくともこんな子は居ないから、一年か二年の子ですかね…。
『い、一応僕先輩なんですけど…』
？｢じゃあ、タツノオトシゴ先輩！｣
『えぇ…？』
ふ、不思議な子だ…。
確かに的を得てる名前ではあるけど…。
受け止めた時の姿勢から楽なお姫様抱っこに変えれば、その青年は嬉しそうに僕の首に腕を回した。
『と、いうか何故貴方は天井から……？
全然焦ってる様子が無かったんですけど…』
？｢オレねぇ、パルクールが趣味なんだぁ。
だから飛び降りてたの｣
『な、なるほど…？』
あぁ、そういう……。
パルクールで飛び降りとは、中々大胆な…。
それで漸く納得する事が出来た。
というか、そろそろ腕が痛いんですけど…。
主に落下時の衝撃のせいで。
力はある方だと思うが、流石にこの体格でこの身長の子を高い所から受け止めてそのままは結構キツイ……。
『あの、そろそろ降りて貰えると｢フロイドッ！｣』
苦言を呈そうとすると、不意に横から鋭い声が飛んできた。
顔を向けると、銀髪で眼鏡をかけた青年がツカツカとこちらへ近寄って来ていた。
？｢あ、アズールぅ！｣
フロイドと、そう呼ばれた青年は嬉しそうに手を振った。
その様子に、同じくアズールと呼ばれた青年は呆れたように眼鏡をクイッと上げた。
ア｢はぁ、また貴方は人様に迷惑をかけて…今度は何をやらかしたんです？｣
『えっと、この子が天井から降ってきたのでつい受け止めてしまって……何かの練習の邪魔をしてしまったなら、ごめんなさい』
パルクールは凄く練習がいると聞く。
それを曲がりなりにも邪魔してしまったなら、申し訳無いと思ったのだが……。
ア｢いえ、貴方が謝る必要が1mmたりともございませんよ、寧ろ悪いのはこのフロイドですから。
…フロイド！パルクールをする時は下に人が居ないか確認するようにいつも言ってるでしょう！｣
眼鏡の……アズール君がキッ！とフロイド君を睨む。
フ｢あは、ごめんなさぁい｣
口では謝ってるものの、全く反省してる素振りが無い。
アズール君も｢ハァ…｣とため息をついている辺り、どうやら日常茶判事のようだ。
何だか個性的なコンビだなぁ……。
【3話】不思議な三人組。→←【1話】出会いはパルクールから。
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シアン・ローズ（別アカ） - サンズに勝てる････････ライトセーバー買おうかな････････あと更新頑張って下さい！ (2022年10月25日 20時) (
レス) @page25 id: 215c26ef03 (このIDを非表示/違反報告)
菊乃(プロフ) - 愛菜さん» (*- -)(*_ _)ペコリ (2022年2月22日 12時) (レス) @page18 id: d0b76ddb34 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - いえいえ！自分も一瞬気づかなかったです笑 (2022年2月22日 12時) (レス) id: b3d1c81104 (このIDを非表示/違反報告)
菊乃(プロフ) - 愛菜さん» ｱｯすいません書き忘れです！修正してきます(´・ω・｀) (2022年2月22日 12時) (レス) id: d0b76ddb34 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - 男主君の各キャラの呼び方の所の二年生の所にシルバーが居なかったんですけど書き忘れですか？ (2022年2月22日 11時) (レス) @page9 id: b3d1c81104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊乃 | 作成日時：2022年2月20日 21時
