【銀魂】絶望に花束を 2

八十五 ※グロいよよよ ページ41

Aside









『イッテェなぁ………』



ただいまブレイクタイム中




一人でおとなしくしておるところです




もう口ん中血だらけ



骨折れてるよ


ヒビバリバリだよ







『さっさとこいよー

帰りたいよー

もうつまんないよー』





……………………………









半殺し状態だわ




もうこれからどうなるか大変









そんな感じでまた来たよあいつら




ん？なんか持ってるよ？



あ、これもう重症だわ




しばらく包帯グルグル巻きだわ





「よぉ、目覚めはやぇじゃねぇかぁ」





なんか奥で準備してらっしゃる






あ、戻ってきた





あぁ、なんとなくわかった






爪剥ぎ取るやつじゃね？






そのまま近づいてくると手に設置した





可愛い爪よ



ネイルしようかと思ってたけどまたしばらく無理みたいだぜ







そして…………





ガッ









爪の下に入れられた指に沿うような形に造られたその後方に長く伸びた棒



シーソーの原理のように上がった方を勢い良く下げる



シーソーではどうなる？



どっちかに大きな重さが掛かると当然のように反対は上に上がるでしょ？




それのように爪と肉が繋がる密着より大きな力で反対側叩いたら後は合理的に爪の肉を無視して上がるだけ









条件反射でつぶった目を開けると小指の爪がどこかに行っていた




そして剥がされた部分からは血が出ている









人間になんで爪があるか知ってる？


それは指の先まで骨がないからだよ


爪がないと骨のない指先はグニョグニョ


それを補うために爪が生えてるんだよ









一枚、また一枚と剥がされていくたびに下唇を強く嚙みしめる




少しは紛れるだろぅ









気づけば作業が停止している




強く瞑った目を開くと左手の指が血まみれ




じゃあ次は右だな





一度左肘かけの台から装置を外し右手につけていく









でもさぁ、ゆっくりいくより一気の方が相当いいよ




じわじわ長く味わうなんてもういたいじゃん








右手はゆっくりゆっくりと力をかけて剥がしていく






「吐けば辞めてやるぞ？」







『っ…………こんなもんで吐くならキラキラしたもん吐いてあげようか？』






にっこりと答えると





うん、こっから先覚えてないや

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