【銀魂】絶望に花束を 2

八十一 ページ37

Aside









ヤバス



アホ毛からただいま逃走中



あと顔面崩壊からも




山「Aさん、怪我大丈夫なんですか？」



『山ちゃんは心配性だなぁ〜

刃物とかでメッタ刺しとかにされない限り動けるから♡

蹴り一発で動けなかったら今頃アホの首噛みちぎってた♡♡♡』



山「……………」



あれ？ひいちゃった？


え、やだ。超超ショック⁉



こうなったらアンパンで引きつける！









山「あ！ゲート見えてきましたよ！」



その視線の先には小型船とゲートがある



やべ、船の操縦とか自信ミジンコぐらいだわ



宇宙さまよったらアホのせいってことで



『そんじゃあちょいと見張ってて

起動してくるから誰か来たら教えてね』



山「でも、この船って外から装置押さないと発車できないんじゃないんですか？」




ふふふ、言うと思ったゾ(キラッ



『任せなさいって！

この私がなんとかしてみせるから！』




そう言うと船の中に入り捜査を開始する




フック船長呼んでくればよかった………








『えーっと……………

目的地だけ設定しとけばつくよな………

追突する


多分近くにいると思うからその辺に投げとけば大丈夫……………だったらいいなぁ






無線登録して、あとは成り行きでok！』





目的地を適当に設定した



船目的地にしたらそのまま突っ込みそうだし








山「Aさん！」



おっ、きたねきたねぇ〜





『んじゃまぁ、山崎乗っといて

ゲート開けてくるから』



山「え、でもゲート開けたら即、発進じゃ」


船の入り口で立ち止まりながら問いかけた



『凄い必殺技があるんだなぁ

ってことで乗ってシートベルトつけといて』




山「わ、わかりました…………」




疑問が残りながらも船の中に入っていった



『よし、じゃあやりますか』



そろそろ敵さんの声が近づいてきた



壁に設置されたゲート開閉口のスイッチに手をかざし船を一度確認した



『山崎乗った？』



山「大丈夫です」



船内から小さな声が聞こえるのを合図に






『達者でね〜


オラァ！』



拳を握り壁のスイッチを思いっきり殴る




一回やってみたかった


でも結構痛いからマネは禁止だね


加減次第で骨砕けるよ？？？





ゲートが開くと同時に船が加速し宇宙へ飛び去った







『山崎〜聞こえる〜』



ポケットから小型の通信機を耳に当てる



こっちから話せても向こうからの声は聞こえない

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