【銀魂】絶望に花束を 2

八十 ページ34

山崎side






Aさんが天人の軍勢を切っていく中合図が出、足を動かそうとした時





目の前にいたAさんが一瞬で消えた




そして消えた代わりに地面を抉った跡が残り砂煙りを立てていた




『グハッ


ゴホッゴホッ』



壁に大きな穴が開き、そこに口から血を出し倒れるAさんの姿があった






山「っっAさん！」


近寄ろうとすると



『走れ！』


怒鳴り散らすような声で進むことを促した



威「いや〜、こんな面白いものとまた会えるなんて嬉しいヨ^ ^」





穴を開けた本人である第７師団団長の神威が立っている



威「こっちはもう逃げられないからあっちだネ」



そう言い俺の方を向いた




その笑顔は無邪気というより遊びで湧き上がった殺意の表情のようだった



でもその顔はどこかで見たことがあるような顔







笑顔の殺意に飲まれそうな時








『なめてんじゃねぇぇぇよっ！』




いつの間にか立ち上がったAさんが迫り来る神威を刀で抑えた





威「おぅ！普通よりは丈夫だね^ ^」




『さっきので立てないようなら刀なんて握らねぇんだよ


侍なめてっとその他よりはマシな顔面グシャグシャにするよ』







そう言いながら二本の刀を器用に使いこなしている



刀と傘がきしみ激しく火花を散らしていた




威「本当に強い子が産めそうだ

楽しみだヨ^ ^」






『だーーーかーーーら



気持ちワリィって言ってんだよクソ野郎‼』



その一言で傘を押し返し隙ができたところを足で蹴りを入れた








『よし！山崎！ゴウアウェイするよ』



手を引きゲートに再び走り出した

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