【銀魂】絶望に花束を 2

七十五 ページ29

Aside





うふふふ



ついにやってきた母船！



何ヶ月に一回しかこないから今日は情報ぼったくるのにチャンス！



そんでもって、美味しいご飯提督に奢ってもらえる



あのブラックホールにいるよりは断然といい！



阿呆「どうだお主？ここは慣れたか？」



めっちゃ遠いい場所から聞いてくる



あんさ、こんな長い机座ったことねぇから


あんさ、遠いいから



おきまりのように頷く



阿呆「そうか、そうか！これからの働きに期待するぞ！」



うん！これからバンバン情報すってくから！



阿呆「ところで帝よ料理は食わんのか？」



食いてぇよ⁉お腹なってるよ⁉hungryだよ⁉



マスクしてっから外せねぇんだよ⁉


ふざけんじゃねぇぞ⁉



阿呆「まぁ良い、これからも頼むぞ」




良かねぇんだよ、アホ




なんて言ってる間に食事終わっちゃった



ん？第７師団でどうやって食べてたかだって？


光の速さでマスクを外し口に運んでたんだよ！




今できないね。エビでかいね。うん。つっかえる





今は資料倉庫室



『うんーー、多いね


さすが母船、これ見るの大変だわ』


棚がいくつもある


これはきついよ



星々のデータが大量にある


一番最初に目をつけた星はすでに宇宙の塵



こっちが捜索に苦労するのもわかるくらいの計画



真面目に仕事しているととんでもなく疲れる


『あのアホ毛に見つかる前にさっさと終わらせますか

あ、後で山崎でも呼ぼう』


手袋をしっかりはめ資料を漁る


『てか、今指紋でバレるってあんのかな？

ぜんっぜんそういう話題きかないなぁ〜』



指紋でばれたらもう一生手袋つけて生きよう


山「Aさん？」


『うーわーびっくりしたー』



山「いかにもびっくりしてなさそうな感じで言うなよ！」



いきなり声をかけてきたこいつ


倉庫入ってきても気づかないなんてもうすぐモブ転職か！


山「転職しねーよ⁉山崎っていうキャラだよ⁉」



『あーごめんごめん

っでどうしたの？喧嘩吹っかけられたの？』



山「いや、そうじゃなくて…………


情報収集しに来たんです

Aさんもですか？」

『そんなとこだよ

もう潜入飽きちゃった』


山「仕事ですよね………

それより今度はいつ戻ってくるんですか？」



おぉ、そういえばいつ戻れるんだろ


『さぁねぇ、艦長気まぐれだから』


山「大変ですね」


『いつか気まぐれであの世に送るから』

山「え⁉」

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