六十六 ページ20
神威side
アハハハ
地球人って本当に面白いネ
目といいオーラといいすぐに代わる
一瞬にして全てを殺気にかえる目がいい
それにしても本当にどっかであった気がする
だんだんと騒ぎを聞きつけ母船内の船員達が集まってきた
威「侍って強いね」
『………』
相手が刀で傘を押し返した時、一発の蹴りで後ろの壁にめり込んだ
その蹴りは重く、力がある蹴りだ
体全体に振動が一瞬にして伝わった
だけど夜兎の俺には関係ない
何事もなかったように立ち上がり再び傘を握る
威「いいネ^^」
表情を崩さず何も言わない
Aside
私の会心の一撃をもろともせず立ち上がる
むっかつくぅぅぅ
よし!絶対ぶちかます!
ゆっくりと体制を低くし、左手を地面につけ刀を右手に刃先を神威に向ける
一番のスピードが出る体制
相手の重心が片方に乗った瞬間、
私の最高スピードで斬りかかった
ジャキッ
ザッ
刃に手応えを感じ神威の後方に着地する
刀を確認すると少量の血がついていた
もちろん私ではない
威「こりゃすごい。本当に一本取られたよ」
左腕から少しだけ血を出している
こんなもんじゃない
こんなんじゃダメ
足りない。もっと早く、もっと強く
私の傲慢は時に牙をむく
ガッ即に目の前には神威が来ていた
右手の拳を握り力を込めている
この時は右足の指先に力が入る
拳を振り抜くにはそうしなければいけない
だから、私から左に避ければ完全に防げる
その後の攻撃もワンテンポ置かないとできない
いや、こいつは傘がある。避けてもこいつなら傘を使う
そうなれば肋骨の4、5本は余裕で砕けるだろう
なら離れればいい
そして神威の右から少し離れた場所に足をつける
予想したように傘を振り回すがこの距離は当たらない
すぐに刀を構えた時
「そこまでだ」
一声で神威も自身も動きを封じられた
後ろを見ると阿伏兎がガッチリとホールドしている
標的である神威以外が写り、瞳孔が閉じた
はぁ、死なずに済んだ
今回の事で証明できたこと
それは私がこいつよりも強いということ
完全に集中すれば刀一本でもいける
127人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユユき(プロフ) - 3シリーズに入る事ができました!読んでくださっている方々!誠にセンキューです!これからも読んでください!ってかむしろ応援してください! (2016年6月9日 22時) (レス) id: 96ef1d08f6 (このIDを非表示/違反報告)
にーにゃの小龍包 - グロかったけど、超面白かったです☆爪いたそう。。。続き楽しみです!!(*^◯^*) (2016年6月1日 15時) (レス) id: c55e279bdf (このIDを非表示/違反報告)
ユユき(プロフ) - みみみ皆様!投票ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2016年5月31日 22時) (レス) id: 96ef1d08f6 (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁,s - 1に投票します…!! (2016年5月29日 19時) (レス) id: 8257172c04 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 1でお願いします! (2016年5月28日 18時) (レス) id: be98b20e7a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユユき | 作成日時:2016年5月2日 0時