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マサイside ページ42

マサイside


「絶対に幸せにします!」
まるで結婚の許しを得る時に言うセリフだなと思う。

俺の親もきっとそう思っただろう。

Aは俺との未来をきちんと描いているが、
きっとそれはアイドルとしてのゴールを間違えてた時と一緒で
高い壁を何度も乗り越え続けた先の事なんだと思う。

それこそ、
メンバー全員が夢を叶えるのを見届けてから!
とか言い出しそうで怖い。




「婚約なら…」


「言質、とったからな?」

きっとAから見た俺は、
悪役じみた表情を浮かべているだろう。

「え?」と惚けた顔のAは首を傾げる。

モトキとシルクがよく言っている、
「Aはアホ」の意味が最近よく分かってきた。

婚約。結婚の約束を交わすこと。

Aの中ではきっと恋人と夫婦の間位の感覚なんだろう。
頭がいいくせに、たまに抜けている。

「一般的にプロポーズを受けても、別に式とか入籍を、すぐにするわけじゃないだろ?」

「…あれ?」

「婚約って事はプロポーズを承諾したって事でいいんだよな?」

「…うん?」

Aが頭を押さえながら思案するのを、
抱え込むように抱きしめる。

「…愛してる。2人で幸せになろう」

「…はい」

「なんかしおらしい返事だな」と
Aの顔を覗き込んで見れば、
真っ赤な頬と潤んだ瞳が目に入る。

「見ないで欲しい…」
と俺の肩に顔を埋めるAの頭を撫で、
自分の気持ちを落ち着かせる。
Aのあの表情は毎回嗜虐心が生まれそうになる。


「みんなに報告したり、指輪選んだり
明日からやる事が増えたな?」

「…そだね。みんなには旅行の時言おうか?」

2日後に控えたフィッシャーズの旅行には
今のところ全員参加出来るようだ。
丁度いい機会かもしれない。

「そうするか、そろそ「まだ寝ないでね」

寝ようか?と尋ねようとした言葉を遮られ、
Aからキスを落とされる。

「…構って欲しいのか?」

「わたしが構ってあげるの
マサイ君、どこが痛いのかしら?」

あ、これ保健室の先生ごっこだ。

完璧にスイッチの入ったAを強引に押し倒し、
上下関係を入れ替える。

「…お前まじで泣かすぞって言ってみて」

期待するような眼差しで見つめられ、脱力する。
なんか最近のAは俺を誤解してる気がする。

「…覚悟しろよ?」

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設定キーワード:マサイ , フィッシャーズ , Fischer's   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:にゃんこすき | 作成日時:2019年5月16日 17時

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