ネクタイ4 ページ27
エリ「可愛い〜。」
客席から悲鳴のような歓声
いろんな動きをした可愛いビーグル犬のイラストが散りばめられていた
MC女「たしかそれ、バレンタイン限定の柄ですよ！」
BK「それで、ハートが。」
CH「だから、ハートが。」
まじまじとネクタイを見ている二人の声が重なった
MC男「私物だってここに書いてあるけれど、エリからの贈り物かな？」
CH「はい、僕の大ファンらしいです。」
BK「違うよ、僕の大ファンらしいです。」
MC女「同じ人からの贈り物ですか？」
BK「そうですね。彼より僕の方が、ハートの数が多いので僕のファンですね。」
ネクタイの裏をベクに見せて笑うチェンとそれを見て悔しそうなベク
CH「僕のハートの方が大きいので、僕のファンですよ。」
二人のやりとりを見てエリたちは笑っているが、周囲は呆れている
MC女「えーっと、カイさんのネクタイも有名店の限定ですよね。」
KI「そうみたいです。衣装担当のスッタフさんが、教えて下さいました。」
MC男「まさか、カイへの贈り主も同じ人だったりするのかな？」
KI「鋭いですね〜(笑)そうです、同じ方から頂きました。」
ネクタイをカメラにアピール
赤ベースに黒で幾何学模様とハートが描かれている
MC女「素敵なデザインですね。」
裏側を見せて、満足そうに笑っているカイ
MC男「どうやらネクタイをくれた人は、カイが本命のようだね。」
KI「はい、そうだと思います。」
認めないと文句をつけているベクを苦笑いしつつチェンが宥めている
何を言われても、にこにこ笑顔のカイ
そんな三人の様子を呆れて眺めているメンバーたち
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作者名：薫
| 作成日時：2018年1月12日 22時
