番外編 2/13 準備 ページ23
「出来ました♪」
オーブンを開けると、焼けたクッキーのいい匂い
ハナ「動物型のクッキー？」
「はい。」
ミン「可愛い。」
ハナ「こっちのチョコチップマフィンと一緒にラッピングすれば完成？」
「はい、そうです。」
ミン「A、手伝おうか？」
「キッチンを貸してもらえただけで、十分です。」
ハナ「それにしても、義理の準備も人数が多いと大変だよね。」
ミン「年々増えるから、予算的にも厳しいし。」
二人の会話を聞きながら、ラッピングしてゆく
ハナ「彼らの方が、私たちより大変か。」
ミン「貰う数が半端じゃないからね。」
ハナ「一人一人にお返しを考えないとだしね。」
ミン「A。」
「はい。」
ハナ「シュアたちに、それ以外で何か用意したの？」
「私服に合わせやすい色のブレスレットを用意しました。」
ハナ「早速、明日から身につけるだろうね。」
ミン「カイたちには？」
「ネクタイにしました。」
ミン「それは、喜ぶよ。ちょうど衣装が、スーツだし。」
「やっぱり、そうですか(苦笑)」
ハナ「やっぱりって？」
「ベクオッパが、俺のスーツに似合うネクタイがないって。」
スーツ姿のオッパが撮影された画像を二人に見せた
ミン「ふふっ、ベクらしい(笑)」
ハナ「何これ。何枚送ってきたのよ(笑)」
画像をスクロールしながら、笑っている二人
ハナ「それで、メンバーには？」
左小指に嵌めていたリングを二人に見せる
「お揃いのピンキーリングを準備しました。」
ミンオンニの部屋に泊めてもらった私とハナオンニ
ハナ「うん、完璧。」
バレンタイン当日
私のコーディネートやヘアメイクを二人がしてくれた
ミン「どう？」
美人顔の仕上りに、いつもよりテンションが上がる
「いつもの私じゃないみたいで、嬉しいです。」
ハナ「そう、良かった。」
ミン「髪色もいい感じに染まったしね。」
ただ、胸元がスースーする
前屈みになると胸が見えそうなくらい、ざっくり開いている黒のニットワンピ
「ちょっと、胸元がざっくり過ぎませんか？」
ミン「たまには、見せてもいいじゃない。」
ハナ「今日くらいね。」
お揃いの服を着ている二人は、スタイルがいいから似合っているけど・・・
二人より背が低くぽっちゃり体系の私には、何か似合ってない気がする
ハナ「ほら、行くよ。」
ミン「忘れ物ない？」
「大丈夫です。」
両手に紙袋を持って部屋を出て、ハナオンニの車に乗り込んだ
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作者名：薫
| 作成日時：2018年1月12日 22時
