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聞き間違いじゃないよね？ ページ12
ス「お迎え、ありがとう。」
「いいえ。」
本当に、宿舎へ訪ねて来たスンリさん
「こちらが、入口になります。」
住宅街に入り、宿舎までの道のりを案内する
棟の管理人さんと挨拶を交わし、エレベーターへ乗り込む
部屋の前について、ドアを開ける
「どうぞ。」
ス「お邪魔します。」
スンリさんをリビングへと案内し、グクを呼びに部屋へ
「ジョングクさん、スンリさんが来られましたよ。」
ドアがそっと開いて、眠そうな顔をしたグクが出て来て抱きつかれた
JK「・・ヌナ。」
「？！」
首筋に顔をうずめて、すぅーっと大きく息を吸うグク
抱きついたまま離れようしない
「グク？」
JK「―――き。」
私の体に回した腕に力を入れ、体を離したグク
「・・・へっ？」
JK「今夜、ヌナの部屋に行ってもいい？話したいことがあるから。」
こくんと頷いた私を残し、グクはリビングへ
壁に背を預け、ズルズルとしゃがみ込む
JK「好き。」
耳に残ったグクの言葉
そう言ったよね？
寝ぼけてた？
聞き間違いじゃないよね？
どうしよう・・・
いけない事とわかっていても、嬉しいって思ってしまった
JN「Aちゃん、こんな所でどうしたの？」
通りかかったジンオッパが心配そうに見下ろしてくる
「何でもないです。」
慌てて立ち上がった
JN「本当に？」
疑わしい視線
「はい。」
ヘヘッと笑って誤魔化して、オッパとリビングに向かった
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作者名：薫
| 作成日時：2018年1月12日 22時
