私、期待外れもいいところだ ページ12
JM・JK「あの男。」
JM・JK「え？」
驚いてお互いの顔を見合す
JM「ジョングギ、あの男を知っているの？」
JK「スンリって子、覚えていますか？」
JM「覚えているよ、ジョングギに迫ってきた子だろ。その子がどうしたの？」
JK「あの男、彼女のマネージャーらしいです。」
JM「えーっ！」
ジミニヒョンの叫び声に、メンバーが集まってきてしまった
RM「お前たち、静かに待てないのか？」
JM・JK「すみません。」
声のトーンを押さえて、ヒョンに話しかける
JK「ヒョン、あの男とヌナってどういう関係ですか？」
JＮ「そこの二人、準備出来たよ。」
JM「あとで話す。とにかくあの男は、要注意。」
JK「わかりました。」
歌の収録を終えて、ARMYたちに愛嬌を振りまいてスタジオを出た
自分たちの控室へ戻ろうとしたら、ヌナの姿がないことに気づく
SG「あいつなら、晩ごはんの準備で先に宿舎へ戻るってさ。」
JM「まさか、宿舎まで押しかけて来ないだろ。」
JK「ですよね。」
さっさと着替えを済ませて、ヌナと美味しいご飯が待っている宿舎へと帰った
YOU side
MC「ジョングクは、やっぱり髪がロングで背の高い女性かな？」
JK「え、あ、はい。変わりないですね。」
そう答えていたグク
まさかと思うけど、ココロのことをそんな風に想像していたら？
どうしよう・・・私、期待外れもいいところだ
「ますます言いにくくなったなぁ・・・痛っ。」
つーっと指先から流れる血
考え事をしていたせいで、包丁で切ってしまった
「絆創膏、絆創膏。あー、もうこんな時間。そろそろ帰って来る頃だよね。」
千切りキャベツの上に揚げたての唐揚げを並べて、鶏と卵煮込みを器によそう
出来た料理からテーブルに並べていると、ドアが開く音がして玄関が騒がしい
防「ただいまー。」
「おかえりなさーい。」
先程まで静かだった室内が、とてもにぎやかになっていく
意外と、この瞬間が好きだったりする
「手洗いうがい、しっかりして下さいよ。」
防「はーい。」
部屋着になったメンバーが、席に着いてゆく
ご飯と野菜スープを各自の前に並べ、私も席に座った
防「いただきます。」
「どうぞ、召し上がれ。」
バクバクと勢いよく食べるメンバーに、次々と用意した料理が目の前から消えていった
防「ごちそうさま。」
「お粗末様でした。」
各自が流し台に食器を運んでくれて、洗っていたらジンオッパが声をかけてくれた
あの目は好意を寄せているとういうより→←ジョングクは、きっと一途なタイプだね
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
