防弾VSヌナ２出会い編 (ページ10)

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セブチのジョシュアとミンギュページ10

「うー、終わらない。ベッドで、寝たいよぉ。」

山積みの書類に終わりの見えない作業、落胆して机に突っ伏した

それにしても、急展開の日々だったぁ
今までの関係が嘘みたいに、メンバーとの距離が縮まっていった
でも、マネさんから言われた言葉は「メンバーが迷惑がっている。」だった

「何かもうよくわかんないよ・・・。」

どうすれば良かった？
メンバーに深入りせず、家事だけをしていれば良かった？
誰に何を言われてもされても、放っておけば良かった？

あﾞー、イライラしてきた
思わずテーブルをバンって叩いて勢いよく立ち上がる

「あ、しまった！！」

振動で、バサバサって勢いよく書類が崩れ落ちてゆく
もういいや、片付けは後回しにして飲み物を買いに――って、行けない
ここから出るな、メンバーに会うなってマネさんに言われたし
どうしよう、このままだとトイレにも行けないじゃん

「TV局は広いし、きっと大丈夫。」

そーっと、ドアから顔を覗かせて周囲を確認
部屋からこそっと抜け出して、トイレと自販機を目指す
誰にも気づかれないように、気配を殺して
もう少しでトイレというところで、ガシッと両サイドから腕を掴まれた

「「Aヌナ♪」」

ジスとミンギュの二人が立っている

「よくわかりましたね、私だって。」

MG「え、わかりますよ。」

JS「ヌナがどんな姿でも、見つけられます。」

「そういうものですか？」

「「はい♪」」

息ぴったりに答えて、にっこりと笑う二人

MG「ヌナ、どうしてここに？」

「ちょっと、さまよっています。」

JS「お仕事ですか？」

「まぁ、そのようなものです。」

MG「俺たちの楽屋に来ませんか？」

JS「行きましょう。」

「え、あ、ちょっと。」

逃げ出せず、二人に引きずられて楽屋まで連れて来られた
楽屋で待機していたメンバーが、私を見ている
「「俺の好きな人です。」」

セブチ「は？」

「ち、違いますから！！私、防弾少年団の付き人で成瀬Aと言います。」

MG「いつからですか？」

JS「ヌナ、そうならそうと教えて欲しかったです。」

ジスが、しゅんって悲しそうに落ち込む
えー、そんなに落ち込むこと？