ヌナを守りたいって、改めて思った ページ27
逸らしても、逸らしても、気づけば視線が二人へ向いてしまう
それより、二人の距離が近くない？
さっきから膝や肩が触れているし、食べさせ合いとか何しているの？
JK・TH・JM「「「あﾞー！！」」」
ヌナが缶ビールを飲んで、それをカイヒョンに渡した
JH「おい、急に何だよ。」
TH「だって、だって。」
JM「カイヒョンがぁ〜。」
RM「ちょっと、落ち着け。三人とも、どうした？」
ビールを飲み干したカイヒョンが、そんな俺たちを見ながら笑った
JK「・・・ムカつく。」
RM side
RM「夜遅いし、あまり大声を出すなよ。」
騒ぐマンネラインを窘めて、ホビと一緒に目の前のピザを平らげる
JH「ナム、さっきの電話ってマネヒョン？」
RM「あぁ、ヌナのことだった。」
JH「そっか。ヌナには、代表から電話が。」
RM「俺たちが何とかしないと、だな。」
JH「あぁ、俺たちの為に。」
二人で缶を合わせて、俺は決意を強めた
皆と楽しそうに騒いでいるヌナを見て、俺も嬉しくなる
出会った頃は、こんな風になるなんて思わなかったけど
数日前、ユンギヒョンが楽しそうに作業している姿を思い出す
RM「ユンギヒョン、楽しそうですね。」
SG「あぁ、あいつが最後のピースをカチッと嵌めてくれたからな。」
上機嫌で作業をしているユンギヒョンの傍らには、ヌナが作った差し入れがあった
RM「最後のピースですか。」
SG「あぁ。ナムにも、その内わかるよ。」
RM「はぁ、そうですか。」
その時の言葉の意味を知りたくて、ヌナのことをしっかり見るようになって
俺たちのことを考えてくれている人だと信じたいって思えた
JN「ナム、どうした？楽しそうだね。」
RM「はい。ヌナが、笑っているので楽しいです。」
JN「たしかに、よく笑っているね。」
RM「ユンギヒョンが、最初からヌナを気に入っていた理由がわかりました。」
JN「そっか。」
RM「だからこそ、明日頑張ります。」
JN「一人で背負うなよ、俺たちメンバーの問題だから。」
RM「はい。」
ヒョンが俺の肩をポンと叩き、マンネたちが騒ぐ中にまざる
楽しそうに笑っている皆を見て、俺も笑っている
こんな日がずっと過ごせるようにヌナを守りたいって、改めて思った
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
