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「いつまで見送るつもり?」


手を振り返していると、その手首を掴まれた


「まだ、レオと一緒に居たかった?」

『お茶する予定だったしね。』

「・・・。」

『手、離してもらえる?』

「ご、ごめん。」


慌てて掴んでいた私の手首を離した


『旅館、戻る。』

「え、姉ちゃん?戻るの?」

『だって、観光気分じゃなくなったし。』


旅館の方向に歩き始めた私を追いかけてくる剛典


「もしかして、俺と一緒にいたくないって事?」

『かもね。』


後ろから、くいって服を掴まれて足を止めた


「姉ちゃん・・・Aさん、ごめんなさい。」


消え入りそうな声に首だけ振り返ると、剛典のつむじが視界に入る
思わずこぼれた溜息に、剛典の肩がビクッと震えた


『そこの公園。一人じゃつまらないし、つき合って。』


がばっと顔を上げて、私の方を泣きそうな顔で見てくる


「うん。」


嬉しそうに私の手をとって歩き出そうとしたが、すぐに足を止めた


「あのう。手、繋いでもいい?」


様子を窺いながら、ぎゅっと握りしめてくる
剛典の言葉と行動の矛盾に、つい笑ってしまう


『ふふっ(笑)』

「それって、いいの?ダメなの?」

『さぁね。』


繋いだ手を解かず、そのまま公園へと向かった

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設定タグ:岩田剛典 , 三代目JSoulBrothers , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2017年10月29日 0時

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