シリーズ最初から読む | 作品のシリーズ [完結]
あの頃のわたしを抱きしめてあげたい。うらやましくてたまらない。もう、あの頃には戻れない。
「おい！ お前誰だよ」
はじめて会ったときの彼女の背景は海と空。
青だった。
「広臣先生、すきです」
思わず目を閉じたわたしの肩が強く押される。背中に衝撃。目を開くと壁に追い詰められ、顔の両側についた手ではさまれていた。驚くほどの至近距離に燃えるような目があった。
「いつか全部脱がしてやる。覚悟しとけ」
わたしだけに聞こえる声でそう憎々しげにささやく。
箱の中で犬が目を見開き、舌をだらりと出してあおむけになっている。
大きな茶色い犬。
ぴくりともしない。
…ウソ？ 死んでる？
犬って…犬って…海に入るのぉ〜〜〜！？
「リード離せ！ 手、離せって！ おい！ いいから！ あぁ〜〜」
という登坂先生の声が聞こえたときには、わたしはボスに海に引きずりこまれて波をもろに受けて転び、首から下が完全に水に浸かっていた。
にゃおーーーーーーーん
「おはよ」
「わふわふ」
「散歩いこ」
「わふ」
誰にも会わないこのクラブで、好きな髪型で、好きな服装で、好きな酒を飲んで、好きに踊って、好きに女を抱きたいから。執筆状態：続編あり(完結)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 661人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sasakoko(プロフ) - コメント失礼します！このお話の全てのパスワードを教えていただいてもよろしいですか？お手数おかけしますがよろしくお願いします！ (2017年2月18日 22時) (
レス) id: d4edcf9cc2 (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - pekoeさん» これからいろいろありすぎて軽く混乱しているわたしです。思いついたこと、ひとつも逃したくないから、運転しててあわてて車停めてメモったりしてます。明日、大量更新するよ〜♪いつもありがとうpekoeちゃん＾＾ (2015年11月27日 17時) (レス) id: e6ecb5b6b7 (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - カズアキさん» うそつけ〜〜〜！ 白目向いてるとか言いつつオトナな顔して仕事してるやろ〜！ といつもの突っ込みを入れてようやく落ち着きました。あのサマンサのサプライズはすごいね。近い。近すぎる。わたしだったらversion、わたしも妄想してみる。・・・・。白目。 (2015年11月27日 17時) (レス) id: e6ecb5b6b7 (このIDを非表示/違反報告)
pekoe(プロフ) - 場面展開も面白い！臣と主人公ちゃん、お互いタイプじゃん☆待ちぶせされたい♪これから色々ありそうだし。楽しみすぎる！ (2015年11月27日 17時) (レス) id: a53a24d387 (このIDを非表示/違反報告)
カズアキ(プロフ) - happysmile2015さん» 私も何だかわからなくなってきましたわw サマンサのサプライズの人達うらやまし過ぎて “私だったらversion”を妄想してたら脳みそ壊れました！ 今、白目むいてます (2015年11月27日 15時) (レス) id: 0f70d9613b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：happysmile2015
| 作成日時：2015年11月17日 18時
