…第四十六幕 ▼妖怪博士 ページ5
穏やかな梅の花が舞う中
どこかへと続く階段を私たちは
ずっと歩いていた
それに対してはさすがの清継君も
音をあげているように見える
A「島君、手提げもらおうか?大丈夫」
島「大丈夫だよ八代さん!!」
A「無理はしないでね、」
夏美「なんだよずっと山じゃんか…」
沙織「あしいたい…
本当にこんなところで待ち合わせなの?」
島「人なんていなそうですけど?」
清継「ばかだねぇ、島君
人がいないからこそ妖怪が出るんじゃないかぁ
たぶんね←」
A「たぶんなのね?」
カナ「できればでないでほしい…」
すると、リクオがある祠に気が付いた
雪女「若?」
A「あ、あれ」
ゆら「小さなほこらに…お地蔵さまが
祭ってあるみたいやけど…」
清継「どこ?」
ゆら「遠くてよくみえへんけど
なんかかいてあるみたい
ちょっとみてきます」
リクオ・A「「梅若丸って書いてあるよ」」
と、お互いの声が見事にはもった。
カナ「なんで…ふたりとも見えるの?」
そして、私たちは全員で梅若丸と書いてある祠に
足をむけていった。
リクオ「梅若丸…」
ゆら「あ、ほんまや」
清継「これが目的の祠だよ!!
やったぞゆらくん!!!」
A「これは…」
雪女「えぇ、本当にいるのかもしれませんね」
A「(牛鬼…そして牛頭、馬頭がね…)」
ゆら「(なんか不穏な気配が…)」
そこに、ゆっくりと近寄る
年寄りがいた。
皆はそれに驚き振り向いた
それぞれは戦闘態勢に入った
(といってもゆらさんは式神を持ち
私は雪女とリクオを守る体制に入った)
近づいてきたのは清継君が言っていた
妖怪博士という人だった
博士「やぁ、意外と早く梅若丸の祠を見つけたなぁ」
清継「お会いできて光栄です!!」
リクオ「あの、この祠の梅若丸って
なんですか?」
A「それは、この山の妖怪伝説の主人公だよ」
博士「よく知ってるね君」
A「妖怪は少しばかり詳しいんですよ…」
私は…妖怪博士を操っている
馬頭丸に一睨みきかせた。
妖怪博士がぴくりと変な動きをしたので
きっとあっちも気づいたんだろう。
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望月 - 第八十幕の会話に七人同行の字が変わって無いです (2022年2月21日 12時) (レス) @page39 id: 0b6bcd08ed (このIDを非表示/違反報告)
さんかく - 七人同行の字が違いますよ (2020年4月2日 16時) (レス) id: 3d9fc17692 (このIDを非表示/違反報告)
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