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…第七十一幕 ▼ヒヒ ページ30

納豆小僧「総大将〜〜〜〜〜〜!
  若〜〜〜〜!姫〜〜〜〜〜〜!」



鴆「なんだ…さわがしいやつだな
  何事だ?」



納豆小僧「化け猫横丁で騒ぎがあったんですよ」




鴆「ったく…落ち着かねぇな」




ふいに風が吹いた
その風は心地よいものだが

鴆にとってはなにか違うものだった



鴆「…毒の香りが…まじってやがる」






ヒヒ「どうせ旧鼠組をまねた
  しゃれた妖怪だろうあんずるな」



ぬらり「そうじゃといいんじゃが」



ヒヒ「のぉ総大将その件私に任せてはくれまいか」



ぬらり「なに?」



ヒヒ「私がその事件の真実
  暴いて見せよう」



ぬらり「やめとけやめとけ
  おぬしがでるところでもないだろう」




ヒヒ「…この前の総会でリクオ様が
  三代目を継ぐといったとき

  総大将を思い出してなぁ
  私もまたひと暴れしようと思ったのだ


  まだ隠居じじいになるのは早いだろう?」



ぬらり「勝手にしろ
  わしはしらんぞ」







庭で河童に水浴びをさせていた
リクオと私がヒヒをみかけ話しかけた





リクオ「ヒヒ、もうかえるの?」




ヒヒ「あぁ…
  そうしておるとただの子供じゃな」





だがしかし…その後ヒヒは生きた姿を
奴良組一同に二度と見せることはなかった…。




満月の夜、ヒヒの横たわった姿が
良太猫にて発見され

しばらくすると三羽烏がそこにかけつけた




良太猫「先日の事件を調べにいらしたんですけど…」




ささ美「大妖怪ヒヒ様とその組員が
  いともあっさりとやられてしまうとは…」



トサカ丸「それにしてもこの切り口…」



黒羽丸「よほど見事な刃物でなければ
  こうも綺麗に切り取られはしない」



良太猫「風が…」




黒羽丸「風?」



良太猫「はい、先日ものすごい突風に
  驚き外を見に行くと三郎猫の服が

  まさに鋭い刃物で切られたかのように破れていました


  その後三郎猫は布団に伏し…起き上がることも
  ままならず…っ!」



黒羽丸「これは外部の妖怪の仕業だ」



トサカ丸「未知の…敵勢力…」



ささ美「しかも、奴良組に真っ向から
  喧嘩を仕掛けてくるとは…」



黒羽丸「こうしてはおられない。戻るぞ
  後は頼んだ」




トサカ丸「早急に本家に連絡だ」



ささ美「機会体制をとれと!」



黒羽丸「幹部を厳重に介護するよう
  親父に伝えろ!!」

…第七十二幕 ▼六人体制→←…第七十幕 ▼突風



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望月 - 第八十幕の会話に七人同行の字が変わって無いです (2022年2月21日 12時) (レス) @page39 id: 0b6bcd08ed (このIDを非表示/違反報告)
さんかく - 七人同行の字が違いますよ (2020年4月2日 16時) (レス) id: 3d9fc17692 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優乃 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年7月26日 21時

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