…第六十九幕 ▼化け猫屋 ページ28
リクオはどんどん路地裏のほうへ
進んでいく
A『三代目も罪なお方だ…』
リクオ『…なんのことだ』
A『いいえ何も…』
カナ「あ、あの…あなたは
この人の…恋人ですか？」
家長さんは私とリクオのやりとりをみて
ふいに聞いてきた
A『…は？』
私がとっさに答えようとすると
リクオは私の肩を抱いてきた
リクオ『さぁ…どっちだろうな』
A『三代目、性格が悪い』
カナ「え…？」
リクオ『ほら、こっちだぜ』
少し経つと良太猫が経営している
お店屋さんについた。
良太猫「いらっしゃいませ！
妖怪和風処 化け猫屋へようこそ！！」
リクオ『よぅ』
A『元気にやってるね』
良太猫「若！姫！」
リクオ『なかなかじゃねぇか
よくやってるみてぇだな』
良太猫「まかしてください！
もう二度とへまはしませんよ！
ん…って若！姫！
この子旧鼠にさらわれた
人間の娘じゃないですか…
こんなところにつれてきていいんですかぁ？」
A『…あぁ、そうだ良太猫
頼まれてくれないか？』
てなわけで。
カナ「(妖怪ばっかり…)」
妖怪「若もすみにおけませんなぁ
姫というものがありながら」
妖怪「こんなかわいい愛人
姫と一緒につれてきちゃうなんて」
カナ「(愛人って…)」
妖怪「もぉ、私嫉妬しちゃう」
化け猫の女の子がリクオの方に
頭を寄せた
カナ「(っていうか若って…
この人本当に妖怪なんだ)」
すると再び化け猫屋の店員が
料理を運んできた
妖怪「おまちどう！
お、君なんていうの？」
カナ「！
カナ…」
妖怪「いくつぅ？」
カナ「１２…じゃない今日で１３」
妖怪「誕生日？！
そりゃあめでたい！」
妖怪「というか、今日から大人？
ますますめでたい！」
妖怪「立派な妖怪になるんだぞ！」
妖怪「で、なんの妖怪なの？」
カナ「え、えっと…」
妖怪「ねぇねぇなんの妖怪なの？」
良太猫がちょうどいいタイミングで
私たちに鏡を持ってきた
それを家長さんにそっと差し出す
カナ「か、鏡？！」
リクオ「誕生日なんだろ？
もってけよ」
その後家長さんはさんざんいじくりたおされ
夜を超えた。
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望月 - 第八十幕の会話に七人同行の字が変わって無いです (2022年2月21日 12時) (
レス) @page39 id: 0b6bcd08ed (このIDを非表示/違反報告)
さんかく - 七人同行の字が違いますよ (2020年4月2日 16時) (レス) id: 3d9fc17692 (このIDを非表示/違反報告)
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