【ぬらりひょんの孫】転生した私は半妖になっていたっ！second【奴良リクオ】

…第六十七幕　▼救世主 ページ26

リクオ「…雲外鏡？」



A「紫の鏡…？」




清継「知ってるかい？」




リクオ「ううん、
　 (聞いたことないけど…
　 破門されたはぐれ妖怪かな？)



　 でも、そっか今日カナちゃんの誕生日だったんだね！」




清継「そうそう！さっきの誕生日プレゼントだけど
　 実は人形の中に携帯電話がしこんであってね

　 通話ができるようになってるのさ」








『出られないよ…狭いよ』



カナ「いやぁっ！」




家長さんはとっさに鏡を取り出し
その鏡を粉々に割った

突然今までいた部屋から
また移動しておりどこかの男子トイレにいた。




カナ「鏡…？！
　 逃げなきゃ！！」




カバンの中身を急いでかき集めようとしたとき
清継君からもらった人形が震えだした



カナ「なに？！どうして！！」



家長さんは混乱のあまり
その人形を放り投げた


するとその人形は壁に当たり
ボタンが押され通話状態になった



清継"もしもーし！聞こえるかい？"



カナ「清継君？」



清継"はっはっはー！
　 驚いたかい？

　 実はこの人形携帯電話が埋め込んであってね


　 清十字団の通信機になっているんだよ"



そして男子トイレの鏡からあの妖怪が
再び姿を現した。


『カナちゃん…そこにいるのぉ？』



カナ「！助けて！！
　 いま鏡の妖怪に襲われてるの！！！！」






リクオ「なっ…まさか！」




A「家長さん！今どこに？！」





カナ「学校の…どこかの男子トイレに…！！」



『みいつけた…』








ゆら「急いで探すんや！！」



清継「どこの男子トイレだ？！」



リクオ「清継君たちは向こうを！
　 僕たちはあっちに行く！」







清継「ここか？！」



カナ「清継君！待ってここよ！
　 なんで気づかないの？」



『誰も来られないよ…だから…だからぁ…
　かーなちゃぁん…』



カナ「いやぁぁっ！！」



「カナちゃん！！！！」



カナ「！
　 リクオ君…！」



『なんで…？
　なんでこっちがみえる…

　ここは俺とカナちゃんだけだ！！』


鏡越しに雲外鏡はリクオに
攻撃を仕掛けた



カナ「いやっ！リクオ君！」



『カナちゃん…カナちゃん……』



雲外鏡は家長さんを引きずり出した



カナ「いやっ！すいこまれ…！」

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