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…第五十六幕 ▼終戦 ページ15

牛頭「…っ!!」



牛頭丸は一心不乱に背中から
大きな爪を繰り出して私の体をえぐろうとした。



『おい…まだこっちは終わってねぇぜ?』



聞き覚えのある声が
落ち着きある凛々しい声が私の耳元で聞こえた。




その声に驚き少しだけ目をつぶってしまい
即座に明けた時には…。



牛頭丸の背中からあらわれていた爪が
すっぱりと、きれていた。




牛頭丸「ばか…な
  なぜ…にんげんふぜいのてめぇらに…!」




『血なら流れてる…
 ぬらりひょんの血がな…』









烏天狗「以上が、バカ息子どもから
  うけた報告です

  いかがいたします?総大将」



ぬらり「……。」









リクオ『A、大丈夫かい?』



A『あぁ、リクオに助けられるのも悪くない
  …牛頭丸は?』




リクオ『心配ねぇ、あいつは当分動けねぇだけだ』




A『リクオ…やっぱりその姿
  知ってたんだ』



リクオ『知ってたよ
  夜、こんな姿になっちまうんだな』



A『…リクオ、牛鬼のところに行くんだろう?
  ついていくよ』



リクオ『来てくれんのかい?』



A『もちろん、約束したろう
  未来永劫貴方のお傍に』




リクオ『ふっ…行くぞA』






牛鬼のいる館への階段の途中
小さな明かりが見えた。


その小さな明かりは間もなくして消えて
人影が一つ見えた。


家長さんだ




カナ「ど、どうしよう…」




リクオと私のまわりには青白く光る燃やし火が
ともっており、家長さんはすぐに私たちを見つけることが出来た




カナ「う、うそ…妖怪…?!」

…第五十七幕 ▼最終戦、始動→←…第五十五幕 ▼千紫万紅



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望月 - 第八十幕の会話に七人同行の字が変わって無いです (2022年2月21日 12時) (レス) @page39 id: 0b6bcd08ed (このIDを非表示/違反報告)
さんかく - 七人同行の字が違いますよ (2020年4月2日 16時) (レス) id: 3d9fc17692 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優乃 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年7月26日 21時

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