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…第五十五幕 ▼千紫万紅 ページ14

刀と刀がまじりあう。


押し勝ち押し負け平等な戦いが
目の前で繰り広げられる




牛頭「付け焼刃だなぁ!刀が泣いてるぜ?
  お前のようなふぬけに


  この牛頭丸の爪がかわせるかぁ!!」



牛頭はリクオに対し今までとは違う
尋常じゃないスピードで刀を振りかぶった。


しかし、リクオはそれをなんなくかわし
すぐに戦闘態勢へ立て直した。




リクオ「(ずっと前から知ってた…
  これが、僕の力!!)」




牛頭「(おかしい…こいつ
  覚醒していなければただの人間ではないのか?!)


  ならば敬意を示し真の姿を見せてやろう
  われら牛鬼組の本当の姿!!」



リクオ「…?!」



牛頭は何かを仕掛けるためにリクオへ
走り攻撃をしようとしてた…はずだった



牛頭はなぜか私のほうに向かってきたのだ




牛頭「奴良リクオの始末は牛鬼様のモノ…
  俺の本当の任務はお前の抹殺だ!!


  八代 A!!!!」



牛頭はまたもや刀を振りかぶる



リクオ「A!!!!」



だが、その刃は私の体までは届かなかった。




牛頭「な、なに?!」



A「威勢が良いなぁ、
  そういうやつは嫌いじゃないぞ?」



私の姿は…変化していた。



髪色は元々青色だったものが
鮮やかな緋色になっており

着ていた旅館の浴衣は面影もなくきえ
今では夕日色の着物を身にまとっていた

その目つきは男性の様に凛々しく
姿は女性のように華奢でしなやかだった。


その姿は誰もが魅了する
威厳あるものだった(という言い伝えらしい)




牛頭「な…?!」



A「どうした?かかってこないのか?
  それほどではないだろうに。」



牛頭「聞いてないぞ…
  補佐は過去に一度しか変化せず…

  今となっては変化も困難だと聞いた!!」



A「そんな話に戸惑うものなら
  お主もまだまだだな」



リクオ「…A?」




A「千紫万紅(せんしばんこう)・雲雀…
  その威厳、様々な花があるように


  この姿も変化する



  私が相手をしよう」

…第五十六幕 ▼終戦→←…第五十四幕 ▼姫の覚醒



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望月 - 第八十幕の会話に七人同行の字が変わって無いです (2022年2月21日 12時) (レス) @page39 id: 0b6bcd08ed (このIDを非表示/違反報告)
さんかく - 七人同行の字が違いますよ (2020年4月2日 16時) (レス) id: 3d9fc17692 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優乃 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年7月26日 21時

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