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…第五十三幕 ▼朱雀 ページ12

私が一人になると
牛頭丸はすぐに攻撃を仕掛けてきた




私が何とかそれを避けると
牛頭丸はやっと姿を現した。





A「…牛頭丸」



牛頭「よぉ、三代目補佐さんよぉ」




A「牛鬼の三代目殺しが
  始まったのかな…?

  私を殺すのは牛頭丸の役と…。


  さぁ、あなたに私が倒せるのかな?」



牛頭「なめんじゃねぇ、女!!!」



牛頭丸はうまく挑発にのっかってくれて
やたらめたらに刀を振り回してきた。



それはさすがに避けきれず
私の太ももあたりに切り傷を作ってしまった。


その隙を狙われ私の足に
刀を遠慮なく突き刺してきた




A「っぁ…!!
  (変化さえできれば…っ!)」



牛頭「牛鬼組はなぁ、
  命かけて戦ってるんだよ!!

  お前らと違ってなぁ!!」



突き刺した刀をぐりぐりと
ほじくりまわし私の足の感覚はないに等しくなってくる。



そして、思いっきり抜かれると
そのことに耐え切れず倒れかけた私を


牛頭は再び容赦なく切りかかった。





だが、その刀は私に届くことはなった。




リクオが、私をかばってくれていた




A「り…リクオ…!」



リクオ「何しやがる…!
  この女は奴良組若頭、奴良リクオ

  僕の裏のものだ!!


  それを承知でやったのなら…
  お前を、きる…!」



A「リクオ……」





私に、力があれば
リクオと一緒に…戦えるのに…




"力が…欲しいの…?"




誰?!




"私はあなた。
 私がだれかはあなたが一番知っているはず


 だって、私はあなたの中にいるのだもの。"




私の中に…あなたが…
まさか…鳳凰…?




"えぇ、そのとおり"




鳳凰…お願い
私に力をください


リクオとともに…戦える力を!!




"えぇ、いいでしょう…
 ともに将来を歩むものと…刀を交えなさい"





…ありがとう
鳳凰…いえ、『朱雀』。




強い風があたりにふきあれた。

…第五十四幕 ▼姫の覚醒→←…第五十二幕 ▼事件



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望月 - 第八十幕の会話に七人同行の字が変わって無いです (2022年2月21日 12時) (レス) @page39 id: 0b6bcd08ed (このIDを非表示/違反報告)
さんかく - 七人同行の字が違いますよ (2020年4月2日 16時) (レス) id: 3d9fc17692 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優乃 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年7月26日 21時

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