《3》トリップしても普通に生きたい！！《3》

なんだか怪しい雰囲気になってきました。 ページ23

集合時間までの間、みっちりベルモット姉さんに指導していただき

どうにか声はすんなり変えられるようになり
言葉遣いも多少大人になった。



ベルモット「上出来よtubby(タビー)。
じゃあこのまま向かうわよ」



『はやすぎませんか〜〜〜〜！？』



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あっという間に公園に着きました。


なんと既にバーボンは到着していて
近づく私に気づくとにこやかに近づいてくる。


バーボン「これは驚きました
あの帽子の下にはこんなに美人なあなたがいたんですね？」


き、気づいてない…？
本当に大丈夫…？



バーボン「おや、どうかしましたか？」


『…、何もないわ』


バーボン「そうですか。
会場に行く前に１つ、確認してもいいですか？」


『手短にね』


バーボン「あなたのお名前を伺っても？」


な、なぜ〜〜〜〜〜！？


バーボン「パーティ会場であなたのことをtubby(タビー)というのも
変ですし、それになにより僕があなたのことを
名前で呼びたいんです。教えてくれますよね…？」




うっっわこれがバーボンのハニトラですか！！！
まじですか！！今までターゲットはこんな甘い声で
誘惑されては死んでいったのか…。



『必要ないでしょう
好きに呼んで構わないわ』


バーボン「ガードが固いですね
強気な女性も素敵です。僕のものにしてしまいたいぐらいにね」


『バカなこと言ってないで
早くエスコートしてくれない？』


バーボン「かしこまりました、お姫様」



ばっっか緊張するな！！！！
バーボン！！！イケメンすぎるけどキャラを保つので精一杯！！！


てかハニトラ仕掛けすぎじゃない！？



・

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・


会場に着くとすぐにターゲットは見つかった。



バーボン「では僕は失礼しますね」



『えぇ、エスコートありがとう。王子様』



ぺこりとお辞儀をしていくとバーボンは離れていった。



よかった、よかった。バーボンがはなれた。



もうそれだけで私の任務達成！！



「おひとりですか？」


『っえ』



急に話しかけられたと思ったら
なんとターゲットの男性！！！


こんな早くに接触できるものなの！！？



「あぁ、申し訳ない
急に話しかけてしまって失礼しました。


ついあなたに惹かれてしまって」


『いいえ、大丈夫ですわ
私も驚いてしまいました。


あなたのような男性に声をかけられたことに』



「それは、いい意味で受け取っても？」



『えぇ、もちろん』

もう、純粋じゃない。→←人間改造？？？？

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