《3》トリップしても普通に生きたい！！《3》

人間改造？？？？ ページ22

じりじりと近寄ってくるバーボンに対して
私はじりじりと後退していく。



やばい！！やばいのよ！！ここでばれたらやばいのよ！！
色々誤解が生まれちゃうじゃん！？やめて！？



ウォッカ「作戦開始は今日の夜8時。
集合場所は近くの公園でエスコート役にバーボンが選ばれてる

そしてそこの女がメインターゲットと接触、から暗殺。


これがシナリオだ。ちゃんと覚えておけよ」



ウォッカってこんな口調だったんだっけ？！なんて
ツッコミはもう間に合ってます！！



てかやっべーーーー
さりげなくエスコート役とか言ってバーボン来るんか


っやっべーーーー


どうやってごまかすのよ！？顔出しNGなんですけど！？



バーボン「よろしくお願いしますね、tubby(タビー)さん？」



それに対してもこくりとうなずくとそこで組織は解散した。



・

・

・


『ベルモットさん！？！？！？！
一体何考えてるんですか！？』



倉庫から離れた場所で降ろしてもらうと
私はすぐさまヘルメットを脱いでそう叫んだ。



ベルモット「あら？ダーリンを守れる唯一の手段を
与えてあげたじゃない？むしろ感謝してほしいぐらいだわ」



『いやバーボンはそんな生ぬるい男に殺されるほど
ヤワじゃないですよ！？』



ベルモット「その男だけじゃないわ。
今回のターゲットはある組織のNo.1

派手に殺せば部下たちが黙っていない…

間違いなくバーボンを疑うでしょうね


そして一生追われる身になり生活も難しくなる…」



黒の組織こわっっ
脅し文句なのか本当のことなのかわからんわ！！！



『っぐ、でも顔はどうするんです！？
バーボンが参加するなら顔は出せませんし…』


ベルモット「あら？私を誰だと思ってるのかしら
それぐらい一式貸してあげるわよ」



ベルモットの一式！？超強そうな女になれそう！！！



ベルモット「tubby(タビー)の晴れ姿、楽しみにしてるわね」



ここまでくると腹をくくらねばならない。



『本当に、大丈夫なんですよね…？』



ベルモット「私を信じなさい
メイクアップにいくわよお姫様」



・

・

・



『えええええ…まじですか』



カツラ、マスク、衣装。
一式借りてセットしてもらう。


黒髪長髪キューティクルサラ女になり、
顔は清楚系、ドレスも可憐なヒラヒラしたもの。


元の私からは考えられないほどの超絶美人。



ベルモット「声も変えておきなさい。
コツを教えるわ。もちろん言葉遣いもね」

なんだか怪しい雰囲気になってきました。→←言葉をくっつけるとバーボンの雌猫です。

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