《3》トリップしても普通に生きたい！！《3》

嘘だろなぜこのタイミング！？ ページ19

『おお、おお、おおおお！！』


可愛いのがいっぱいあるじゃないかべいかデパート！！


すごいじゃないか！！まともな柄がこんなにたくさん！！
お姉さん感動しちゃった！！！！



『これもかわいいな〜！いや、でもこれも捨てがたい！
え〜〜〜〜どうしようかな〜〜〜〜』



ひっっさしぶりにこんな女性のショッピングみたいな買い物してるわ


もういつもはユニ◯ロでシンプルなのを買って満足ですからね。
だって安くていいでしょ？？？



『んん〜〜〜どうしようかな…』



今私の目の前には白をメインとした爽やかな浴衣と
黄色をメインとした華やかな浴衣がある。


え？なぜこの色なのか？？？


いやいや白はRX−7だし、黄色は安室さんのイメージカラーでしょう？？？


言わなくてもわかる？？？？ごめん！！！！



『、あ』



その２つで悩んでいたらふと惹かれるように目線をずらした



そこには淡い水色がメインのとても綺麗な浴衣があった。




『零さんの目みたい…』




とても綺麗なグラデーションに一目で惹かれ
結局それを買うことにした




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エレベーターに乗り下へ降りていく。
中は私1人だけだったので思う存分ニヤつきます。



『ふふふふ、やっぱりさぁ
何か物を買う時ってさぁ推しの色に左右されちゃうよねぇ

それがまた自分の好きな色になったりとか
実はもともと自分が好きな色だったりとか


とりあえず推しには運命感じちゃうよね！！！！』



とか1人で語ってたら一階を降り過ごして
地下駐車場まで降りてきてしまった。



『ありゃ、しまった…夢中になりすぎた…』



今使っていたのは下り専用だったので
上り専用のエレベーターはまた少し離れたところにある。



『こういうところよな、相川しっかりしていこう。』



人気のない地下駐車場を陽気に歩いていく。



しかしこれが間違いだったのかもしれない。
そもそも一階で降りればあんなことにはならなかった…！！！




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「あなたかしら。バーボンのお気に入りは」



その一声で私の体がぴしりと固まる。



ギギギギ、という音が似合うほどに
私はゆっくり後ろを振り向く。



「ふぅん、バーボンはあなたみたいな子が好みなのね」



べーーーー！！！ベルモットーーーーー！！！！！



『な、ななななんの御用でしょうか』



ベルモット「あら意外と驚かないのね
その様子だとバーボンのことも知っているのかしら」



全て存じ上げております故！！！！！

やっばいやつですよこれは！！！→←浴衣のセンスはお墨付き（？）

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