トリップしても普通に生きたい！！

すみませんを極めます ページ35

はーーー、これだから安室さんの魅力をわかってないやつは



『そうなんですね…
すみませんが私の好みではないようです』


「年上は苦手だったかな？」



こいつ私の事２２以下だと思ってんのか
確かに前は２０だったけど一応成長してんのよこっちでは



『すみませんが年下に興味はないんです』


「おっと失礼、２２より上だったんですね
でしたら全力であなたを振り向かせて見せますよ

この後お時間はありますか？」



これが好きな人からのお誘いだったら全力で行ってますわ
なんだか悲しくなってくる


安室さんミルクティーもう一杯追加で
(まだきてない)



『すみません、このあとは帰宅する予定なので』



今日だけでなんかい「すみません」を口にしたよ
私ってこんなに謝れる人だったんだね


とても教訓になったよ、さぁお帰り下さい



「それでしたら僕が家まで送り届けますよ
ついこの間車を乗り換えたばかりなんです」


『それはそれは。よかったですね
しかし私は落ち着いて帰りたいので

初対面の人と帰るのは気が引けます』


「困った、本当にガードが堅いようだ」



誰か助けてくれないかなぁ、
コナン君帰ってきてぇぇぇぇ



「仕方ない、少々手荒ですが許してください」



がしり、と手首を掴まれる



『ッ！？離してください』


「大丈夫です、悪いようにはしませんから」


『だからやめてください！』



ガタガタッと椅子から無理やり立たされて
大きな音が鳴る。


こんなところ安室さんに見せたくないのにぃぃぃ！！


しかもこの音で周りのお客さんもこっちに注目する




安室「すみません、
ミルクティーを届けに来たんですがどうかされましたか？」



タイミング！！素晴らしすぎる！！
もうちょっと早く来てほしかったけど！！


安室さん！！愛してます！！結婚して！！



「いえ、このお嬢さんが帰るようなので
私が送って差し上げようと思っただけです

ご迷惑をおかけしてすみません」


『ですから、私は帰らないといってるじゃないですか』


安室「…本人がこういってますが、
これは危ないんじゃないですか？」


「照れ隠しですよ、ただの」



言いたいこと言わせておけばこのひとはなんて自己中なんだ！！！



それが通用するのは好きな人だけだから！！



『もう離してくださ…』



無理やり振り払おうとした瞬間、
安室さんが私を引き寄せて男性の腕を引きはがした。

全安室の女の血管が切れますわ。謝りなさい。→←お引き取り願います。

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