感性の成長期 ページ13
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あはは〜と和やかな雰囲気を醸し出しながらヒロくんと笑い合った。
すると、取り残されていた彼らのうち一人、長髪のイケメンくんが声をかけてきた。
「感動の再会の所申し訳ないけど、そのワニは放置しても大丈夫なやつ？しかも妹ちゃんびしょびしょだよね！？」
困惑気味に問われる。
あぁ、そう言えばリアリティ出すために水ぶっかけたんだっけ。お蔭で皆信じ込んじゃったみたいだけど、微動だにしてないでしょこれ。
私は背後のワニを掴むと、お兄さん達の方へ差し出した。
『あっ、コレ？めっちゃリアルだよね！巨大フィギュアだから安心していーよ！』
「まじかよ…リアルすぎだろ」
すると、差し出したそれをぷにぷにと人差し指でつつく天パのイケメン。物珍しそうに眺めている。
そうだろ？？まあ我らが楽〇市場さんで、当たった宝くじの一部を叩いて購入したものだからなあ〜！安心安全だゾ！
『んでもって、私が濡れてるのはこのワニちゃんのリアリティを高めるためってわけ！だからこの子も濡れてるでしょ？』
「気合入ってるな……」
ゼロくんが感心したようにまじまじと見つめてきた。うん、やめてくれ。恥ずかしい。
ちょっとした悪ふざけのつもりだったんだ、何年か前に見た作品がコレを旦那さんにやっててさあ……正直憧れちゃったんだよね！いつかやってみたいと思ってたんだ！子供の好奇心は無限大！そうつまり仕方ない！！
「とりあえず、Aは着替えておいでよ」
『そうします…』
ヒロくんの言葉に渋々頷いて、ワニを抱えて彼らに背を向けた。
……まさかこれで終わるわけがない。
次の作戦のために私は自室に向かって階段を駆け上がった。
『行くぞ〜ごろう丸！』
咄嗟に叫んだ名前は、そうだな、ワニの名前ってことで。よろしく、ごろう丸。
*
「妹ちゃん、めっちゃくせ強いな」
「本当にお前ら兄妹か？」
「まあ賑やかでいいじゃねえか」
ちなみに一階では、新しい友人三人組が笑い転げていた。そして、私を昔から知るおにーちゃんズは一ヵ月ぶりの私を見て泣いていた。
「パワーアップしてた……」
「元気出せ、ヒロ…」
どんな涙を流しているのかはさておき、デジャヴの様に両手で顔を覆っている。しかし、今回はゼロくんが哀れむように肩に手を置いているのだ。
きっとこれは、私が知らなくていい事実。
当の私は呑気に二階で、次の仕掛けを準備していたとさ。
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天桜＊(プロフ) - ネイジェさん» はじめまして！コメントありがとうございます！本当に楽しみですよね…！！動いてる皆に会えるのが待ち遠しいです…！お気遣いありがとうございます、お互い体には気をつけましょうね；；更新頑張りますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします☻ (2021年12月18日 22時) (
レス) @page28 id: 2fdd3479dd (このIDを非表示/違反報告)
ネイジェ - いやもう面白すぎ！！来年の映画、楽しみですよね・・・！オタク仲間？か、どうかは分からないけど、応援してます！更新頑張って下さーい！！体にも気を付けてくださいね！ (2021年12月18日 19時) (レス) @page28 id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ソラさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです〜！！一緒にいるだけで元気を貰えるような、そんな妹ちゃんを目指して書いてます…！！ゆっくりではありますが更新していきますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 初めまして。小説読みました。ごーうぃんぐまいうぇいな妹ちゃん可愛すぎ(*¨*)こんな妹ちゃんだからこそ、警察学校組は頑張って行けるんだろうなと思いました。続き楽しみにしています。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年8月22日 14時) (レス) id: 488a1f3fec (このIDを非表示/違反報告)
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