自白された嫉妬心 ページ19
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私のそんな思考を悟ったのか、「あ、」と声を漏らすと言葉を続ける。
「言っておくが、パパでもないからな？」
『エスパーですか？』
間髪入れずに問うた私の返答に、彼はついに頭を抱えてしまう。私の呆けた質問にやんわりと否定すると、やっぱり考えていたか、と苦笑した。そこに周りからの野次が飛ぶ。
と言っても、そんな事を言うのはあの二人しか居ないのだが。
「伊達ー、そいつの言うことはあながち間違ってないと思うぞー」
「そうだそうだー航ママァ」
抑揚のない言葉に、何だか私の方が反応してしまう。当の本人は慣れているのか、どうどうと宥めているのだが。
伊達さんが少しだけ可哀想に思えてくる。加えてこの問題児二人と私は同じ思考回路だと言うのか？
……ちょっとそれは頂けない。
『やっぱり私、航にぃと呼ばせていただきます』
「おう、そうか？」
航にぃは嬉しそうにこちらを見ると、「よろしくな！」と笑顔を浮かべて私の頭に大きな手を置いた。わしわしと乱雑に、そして可愛がるように撫でられる。
『わあっ！？…ふふ。航にぃありがとう！』
「おう！」
一番円満にお友達になれたかもしれない。
和やかな雰囲気を醸し出してお互いに微笑みあっていると、残りの四人からの視線が痛い。
その中でヒロくんが無言で立ち上がり、こちらに寄ってくると腕を引かれる。
「……ダメ、Aは俺の妹だからこっち」
『な、エッ……ヒロくん！？！』
「うるさい違う別に嫉妬とかしてないからな」
『ふうん嫉妬してるんだあ！へえ〜！！世界一可愛いなぁお兄ちゃんンンンンン』
お聞き頂けただろうか。ヒロくんは嫉妬したなんて自白しちゃったんですよ？レアすぎない？
私の顔がデロンデロンに緩みきっている自信がある。
ヒロくんは顔を見られたくないのか、私の顔を自分の胸に押し付けているが、視線を少し上にやれば赤く染った顔が見えてしまう。か〜わ〜い〜い！
それが嬉しくてこれでもか、というくらいに抱き締めた。私の愛をくらえ…！！
そんな事をしていたら首根っこを掴まれる感覚がする。何だ、と思った頃には引っ張られてヒロくんから引き剥がされてしまった。
「はいはい、おアツい兄妹愛をありがとうな。ごちそうさま」
『ああっ！ゼロくんってば無慈悲な……！！』
犯人はゼロくんでした。ちなみに野次二人組はゼロくんの行いに「ナイス〜！」と歓声を上げている。
そろそろ私の好感度上げに来て欲しいよ、二人とも。
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天桜＊(プロフ) - ネイジェさん» はじめまして！コメントありがとうございます！本当に楽しみですよね…！！動いてる皆に会えるのが待ち遠しいです…！お気遣いありがとうございます、お互い体には気をつけましょうね；；更新頑張りますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします☻ (2021年12月18日 22時) (
レス) @page28 id: 2fdd3479dd (このIDを非表示/違反報告)
ネイジェ - いやもう面白すぎ！！来年の映画、楽しみですよね・・・！オタク仲間？か、どうかは分からないけど、応援してます！更新頑張って下さーい！！体にも気を付けてくださいね！ (2021年12月18日 19時) (レス) @page28 id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ソラさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです〜！！一緒にいるだけで元気を貰えるような、そんな妹ちゃんを目指して書いてます…！！ゆっくりではありますが更新していきますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 初めまして。小説読みました。ごーうぃんぐまいうぇいな妹ちゃん可愛すぎ(*¨*)こんな妹ちゃんだからこそ、警察学校組は頑張って行けるんだろうなと思いました。続き楽しみにしています。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年8月22日 14時) (レス) id: 488a1f3fec (このIDを非表示/違反報告)
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