ラッキーガールの誕生 ページ1
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諸伏家の長女として産まれた私は、いつからか何かと運が良く、家族からも『幸運の天使』だと密かに呼ばれるほどだった。
兄は二人いて、長男の高明に次男の景光。
彼らは、妹として産まれた私をとても可愛がってくれた。特に次男のヒロくんは、暇さえあれば構ってくれた。
そんな諸伏家は仲のいい家族だと、近所の人から有名でもあった。
しかし、そんな私達の幸せも、そう永く続くものではなかった。
兄二人をお留守番させ、まだまだ幼い私を連れた両親は車で出かけた。
そして、前日の大雨で地盤が緩んでいたのか、土砂崩れの被害に遭ってしまったのだ。
レスキューは早い段階で来たものの、両親は土砂に埋もれて亡くなった。だが皮肉にも、『幸運の天使』である私だけは土砂の外に投げ出されて助かってしまった。
両親を失った私達は、バラバラに引き取られ、私とヒロくんは東京の親戚の家に行くことになった。
幼すぎた私とヒロくんは、両親が亡くなったことによる精神的ショックはあまり無かったと思う。
むしろ、東京に来て出来た幼なじみと三人でよろしくやっていたら、おてんば娘が完成してしまった。
『ヒロくん！ゼロくん！』
「どうした？」
「うん？」
幼なじみは、降谷零というハーフの男の子。
その名前から、私とヒロくんは「ゼロ」と愛称で呼ぶようになった。
ゼロくんは綺麗な顔立ちで、鮮やかな髪色から喧嘩も多々あったようだが、私は彼が大好きだ。
『見て！四つ葉のクローバー！』
「すごいなぁ！滅多に見つけられないんだよ？」
「知ってるか？四つ葉のクローバーを見つけたら幸せになれるんだ！」
4歳も歳が違う私を、二人は可愛がってくれた。
わしゃわしゃと頭を撫でられた感覚とあの笑顔は、今でも忘れられない。
『そうなの！？』
「さすが、幸運の天使……いや。ラッキーガールだな！」
ヒロくんが優しい笑顔を向けながら、その温かい手で私の両頬を包んだ。
そうして私は、幸運の天使からラッキーガールへと名を変えた。
どうやら、それも名ばかりではなかったらしい。
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天桜＊(プロフ) - ネイジェさん» はじめまして！コメントありがとうございます！本当に楽しみですよね…！！動いてる皆に会えるのが待ち遠しいです…！お気遣いありがとうございます、お互い体には気をつけましょうね；；更新頑張りますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします☻ (2021年12月18日 22時) (
レス) @page28 id: 2fdd3479dd (このIDを非表示/違反報告)
ネイジェ - いやもう面白すぎ！！来年の映画、楽しみですよね・・・！オタク仲間？か、どうかは分からないけど、応援してます！更新頑張って下さーい！！体にも気を付けてくださいね！ (2021年12月18日 19時) (レス) @page28 id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ソラさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです〜！！一緒にいるだけで元気を貰えるような、そんな妹ちゃんを目指して書いてます…！！ゆっくりではありますが更新していきますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 初めまして。小説読みました。ごーうぃんぐまいうぇいな妹ちゃん可愛すぎ(*¨*)こんな妹ちゃんだからこそ、警察学校組は頑張って行けるんだろうなと思いました。続き楽しみにしています。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年8月22日 14時) (レス) id: 488a1f3fec (このIDを非表示/違反報告)
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