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「どうしたの…？」
「早速見つけたのかい？」
呆れたような顔をしてコミックを見ているコナンくんに問うてみる。
反応からみるに、大方予想はつくが。
コナンくんは私達の方に、そのページを両手で開いて見せてくる。
それは、妙ちくりんな発明ばかりするという阿笠博士の家であって…爆発している場面だ。
もう分かったでしょ、と言わんばかりの表情で大きなため息をついてコミックを閉じた。
「博士がこっちに来ちゃってると思う」
私も安室さんも、その言葉に思わず苦笑した。
十中八九、爆発した衝撃で境界線が歪み、博士が此方へ来てしまったという事だろう。
着地地点が分からないのが難点だが、探す他ない。
それに、博士がいた方が何かとこの状況も打開できるのではないかと、密かに踏んでいたのだ。
「今から探しに行きましょうか、捜索に時間がかかってはいけませんし」
安室さんの一声に、私もコナンくんも頷いた。
私は車も持っていないし、安室さんが自ら動いてくれるのは有難い。
家を出て再び車に乗り込むと、阿笠博士を探しに公道へでた。
しかし、どこから探すべきだろうか。
闇雲に探し回ったところで時間の無駄というもので。
「そういえば、コナンくんも安室さんもトリップしたことに気づかなかったんですか？移動している最中だったんですよね」
米花町がどんな街かは作品内でしか確認したことがないからわからない。実際の東京都に似せて描かれてはいるだろうが、多少の違いは分かるはずなのに。
私の質問に、2人は首を
その後間もなく、安室さんが口を開いた。
「僕は確か…赤信号で急ブレーキをかけた瞬間に違和感を感じたかと」
「赤信号……ですか、なるほど」
明らかな違いは分からずとも、違和感は感じとったのか。
コナンくんも安室さんの言葉を聞いて思い出したのか、
「Aさん、僕もスケボーで道路の柵を飛び越えた時に違和感を感じたよ…」
神妙な面持ちでそう教えてくれた。
コナンくんも違和感だけで…という事はやはり作品内で忠実に再現されているからだろうか。
「ねえ…コナンくんの通った橋、この世界にもあるかな？もしあったとすれば、リンクしているのかもしれない」
私の言葉にハッとすると、コナンくんはスマホを取り出して地図を検索しだした。
そしてコナンくんはニヤリと口角を上げた。
「あったよ、Aさん」
工藤新一そのものの声色に、私は震えを感じた。
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天桜＊(プロフ) - キリさん» はじめまして！コメントありがとうございます！！そうなんですか！嬉しいです〜！これから続編なのでそちらもよろしくお願いします！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも応援しています！ (2019年7月13日 17時) (レス) id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！そういう事です〜！！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 質問なんですけど、これ目暮警部もトリップしてるってことですか？ (2019年7月8日 12時) (レス) id: f755b3d80f (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます！私もそれを狙っていたので喜んでいただけて良かったです〜！！頑張ります！！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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