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それから博士とコナンくんが起きてきて、4人で朝食を食べる。
初めて食べたハムサンドは、本当に美味しくて。
さっきの事なんてすっかり忘れて安室さんの顔を見上げた。
「安室さんんんん……めっっちゃ美味しいです」
「はは、ありがとうございます。Aさんに喜んでもらえてよかったです」
私が目を輝かせながらそう言うと、嬉しそうに微笑んだ。いい意味で顔面の暴力だ。ツラい。
そして、イケメンを拝みながらこんなに美味しいものを、向こうの住民達はいつも食べているのか。
そう考えると羨ましくなった。事件は多いけど。
ご馳走様でした、と手を合わせて言うと私は食器を集める。
さすがに洗い物くらいは私がしなくては。
「Aさん？僕がしますよ」
「いえ！！私がしますから！安室さんはゆっくりしててください！」
横から現れる彼にそう言うと、渋々と言った様子で戻って行った。
良かった、これで洗い物まで任せてしまったら私の立場がないのだ。そんな事を考え、カチャカチャと食器を洗いながら、一息ついた。
*
「お待たせしました、用意はできてますか？」
片付けを終えると、リビングへ戻った。
3人はローテーブルを囲んで、テレビを見ていた所だった。
コナンくんが振り返って、私を見る。
「僕達は大丈夫だよ！Aさんは大丈夫なの？」
「うん！大丈夫」
私の言葉を聞くと、それでは行きましょうか、と安室さんが車の鍵を手に取って立ち上がった。
博士はというと、「よっこらせーっと！」と言いながらゆっくり立ち上がっているところだ。
腰を痛めているということもあって手を添えてあげれば、すまんのうと笑った。
なんだか、おじいちゃんが出来たみたいで嬉しくなる。私の祖父は私が産まれる前に他界してしまったから。
コナンくんと並んで歩くその後ろ姿に、写真でしか見た事のない祖父を重ねた。
「戸締りしていきますから、先に駐車場へ向かっていてください！」
「お〜、そうか！それじゃあ先に行っておるぞ！」
よたよたとしている博士を見送ると、窓や元栓の確認を行った。
鍵よし、元栓よし、忘れ物もない。
それだけ見ると、ドアの鍵を掛けて階段を駆け下りた。
すると、降りた先に車が止まっていて。
「Aさん！」
窓が下りると安室さんが顔を出した。
わざわざ車を回してくれたようだ。
そんな心遣いに私は嬉しくなって、急いで助手席に乗り込んだ。
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天桜＊(プロフ) - キリさん» はじめまして！コメントありがとうございます！！そうなんですか！嬉しいです〜！これから続編なのでそちらもよろしくお願いします！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも応援しています！ (2019年7月13日 17時) (レス) id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！そういう事です〜！！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 質問なんですけど、これ目暮警部もトリップしてるってことですか？ (2019年7月8日 12時) (レス) id: f755b3d80f (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます！私もそれを狙っていたので喜んでいただけて良かったです〜！！頑張ります！！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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