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翌日、いつも通りの時間にアラームで起きた。
スマホから鳴る音楽を手探りで止めて、思考回路を巡らせる。
「っは、いけない！！」
慌てて布団から蹴起きた。
今日はいつもとは違う朝なんだった。
私一人ではない、3人も客人を抱えている。
まだ誰も起きていないことを願って、部屋の扉を開けてみれば、いい匂いが漂ってくる。
あぁ、間に合わなかったなと悟った。
「あ、おはようございます。Aさん」
こちらを振り向いて、爽やかな笑顔で迎えてくれる。私は細々と挨拶を返した。
「すみません、勝手に台所借りちゃいました」
「あ、いえ。こちらこそ任せてしまって……私がしなくちゃいけないのに」
そう返せば、安室さんは目を見開いていやいやと首を振った。
「僕のこれは趣味みたいなもんなんです。だから気にしなくていいんですよ、僕にやらせてください」
優しく微笑むそれに、私も釣られて笑った。
安室さんが良いと言うなら良いんだろう。
そう思うことにした、きっと何を言っても譲りはしないだろうし。
「2人はまだ起きてないんですか？」
「えぇ、まだ寝てると思いますよ」
手元は器用に盛り付けを始めている。
きっと、安室さんお手製のハムサンドだろう。
実際に食べられる日が来るとは思ってもみなかった。
「そろそろ出来ますよね？私起こしてきます！」
「はい、お願いします」
私が作るよりずっと美味しいご飯に、心を踊らせながら扉をノックする。
「コナンくん、博士、起きてます？」
「おはよう、Aさん！僕は起きてるから博士を起こして行くね！」
中からコナンくんの声が聞こえて、私はよろしくねと答えた。
あれ、そう言えば私慌てすぎてパジャマで出てきてしまっていたな。
さすがにこの姿で彼らの前に出るのは気が引ける。
自室に戻って、簡単に服を着替えた。
リビングへ行くと、まだ2人は来ておらず。
安室さんは着替えた私を目に入れると、
「あれ、着替えてしまったんですね…」
と言うのだ。
驚きに目を見開いて固まっていると、側までよってきて。
パジャマ姿も素敵でしたよ？と言ってのける。
「〜〜っ！！安室さん！？
赤くなった両頬を押さえて、安室さんをキッと睨みつける。だけど、そんな私を見て彼は笑うだけで。
「本当のことですから」
と言葉を重ねるのだ。
安室さんは、全く読めない人だと改めて思った。
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天桜＊(プロフ) - キリさん» はじめまして！コメントありがとうございます！！そうなんですか！嬉しいです〜！これから続編なのでそちらもよろしくお願いします！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも応援しています！ (2019年7月13日 17時) (レス) id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！そういう事です〜！！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 質問なんですけど、これ目暮警部もトリップしてるってことですか？ (2019年7月8日 12時) (レス) id: f755b3d80f (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます！私もそれを狙っていたので喜んでいただけて良かったです〜！！頑張ります！！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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