狂気狂愛〜逃げられないストーカー〜

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でも気持ちが軽くなったのもつかの間で……


すぐに、昨日の話を思い出してしまった。









“僕の家に来てください。”









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浮所「朝から元気なさそうですね？
大丈夫ですか？」




『………平気だよ。ありがとう心配してくれて。』





浮所「なら、よかったです。
色々………ゆっくり焦らず考えてくださいね？」









浮所くんは私の顔を覗き込みながら

囁く。









私は黙って、頷いた。









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浮所「じゃあ、また！」









目の横でピースを作って、ニコッと笑顔を見せてから

昇降口に入って行った浮所くん。









紫耀とこんなことにならなければ、

私が浮所くんにぐらつくこともなかったんだろうけど……









すごくどうしようもない。

どうにも出来ない。









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今、圧倒的に私の中のメーターは紫耀よりも

浮所くんの方が高い。









もしかしたら、浮所くんなら

ストーカーから私を守ってくれるかも……

とか思っちゃったり。









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“キーンコーンカーンコーン……”



4時間目のチャイムが校舎中に響く。



次は昼休みだ。









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「いただきま〜す」

「うわ〜……中身崩れてる〜！！」

「ドンマイ(笑)」

『アハハッ！』









イツメンの3人と、私も一緒になって、

笑いながらお弁当の蓋を開けた。









すると……………






『………えっ…』






何で…………









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「A？どした？」




『…………あ、ちょっ……ちょっと…
紫耀！………から一緒に食べよってメールがきて……。ちょっと行ってくる！』









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とにかく、とにかく、









見られちゃダメだ…………。






そう思って、私は問題ありありのお弁当を持って









屋上に駆け上がった。









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