～私の知らない過去～【FFI編】第９幕 (ページ41)

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A「………やった………

　やったぞぉぉお!!!!!!!」

試合終了のホイッスルが鳴り響く。

綱海「よっしゃあ!!!!!」

壁山「勝ったっス!!!!!」

私達はみんなで喜び合った。

ガルシルド「バカな……!!!

　私の究極の強化人間が………!!!」

ガルシルドは、ヘンクタッカー達を睨んだ。

ガルシルド「ヘンクタッカー!!!

　この敗北は貴様らのせいだ!!!!!」

A「っ!!!!」

ガルシルド「私はお前達に、最強の力を与えてやった…!!!

　なのにそれを使いこなせなかった、貴様らのな!!!!」

チームガルシルドの選手は呆然としている。

A「ガルシルド!!!! お前……!!!!」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…!!!!

全員「っ!!!!!!」

突然の騒音と共に、上空からガルシルドのヘリが降りてきた。

ヘンク「ガルシルド様!!!!

　我々を見捨てるのですか!!!? これだけ尽くしてきた私達を!!!!」

ガルシルド「貴様らの代わりなど、いくらでもいる。」

ヘンク「っ……そんな……!!」

・

A「待て!!! ガルシルド!!!!」

ガルシルドはヘリの入口へ入ろうとした………が、

ガルシルド「ん？何だお前らは。」

入口を、黒い服を着た男の人達が塞いだ。

「国際警察だ。

　ガルシルド、お前を逮捕する。」

ガルシルド「国際警察!!?」

鬼瓦「少々お遊びが過ぎたようだな、ガルシルド。

　さっさと島から離れていればいいものを……」

A「鬼瓦さん!!!」

ガルシルド「ーー………何故分からぬのだ!!!!

　世界は刻一刻と病んでいる!!!!

　サッカーなどという玉遊びに浮かれてる今この時も、
　世界に残された資源を有効に使うためには……

　私による支配が必要不可欠なのだ!!!!」

A「そんなの、ただの自分勝手だ!!!!」

ガルシルド「……黙れ………

　全ては貴様のせいだ!!!!!」

A「っ!!!!! うわぁっ!!!!!」

ガルシルドは私の服を掴み、自分の方へ引き寄せた。

そして、ポケットから…………

ギラリと光るナイフを取り出した……。

全員「っ!!!!!!!」

円堂「A!!!!!!」

鬼瓦「この野郎っ……!!!!!」

ガルシルド「一歩でも動いてみろ………。

　南野Aを殺してくれるわ………!!!!!」