〜７３〜 ページ29
A「おお〜〜！//」
街にやってきた私達は、大型のスポーツショップに立ち寄った。
風介「やっぱり、キミはどこに居てもサッカーが優先なんだな。」
A「いや〜。
稲妻町には、こんなデカいスポーツショップなかったからさ。」
練習着やスパイク、ボールを見て、目を輝かせる。
風介(可愛い……//)
ふと、あるサッカーボールの前で立ち止まる。
A「このサッカーボール、かっけえな！」
それは、色んな色が混ざったカラフルなデザインのボールだった。
風介「やけに派手な色合いだが……」
A「キレイじゃないか？
たくさんの色があるから、賑やかで元気になるし！」
風介「そういうものか。
良ければ、プレゼントしようか？」
A「えっ…！？」
私は「でも…」と言葉を続けながら、値段をチラッと見た。
結構な高値が目に飛び込んでくる…。
A「い、いや、大丈夫だ！
ありがとな！」
私はサッカーボールを元の場所に戻した。
風介「いいのかい？」
A「お、おう！
買ってもらうのも申し訳ないしさ！
いつかお金貯めて、自分で買うよ！」
風介に気を使わせまいとスポーツショップを後にした。
.
小腹をすかせた頃に、商店街へやってきた。
A「あっ！アレ食べたい！」
私の指差す方向には、できたてのコロッケが並ぶ惣菜屋さんがあった。
風介「それじゃあ、私に奢らせてくれ。」
A「え？ いやいや、申し訳ないって…！」
風介「いいんだよ。
こういう時は、男が支払うものさ。」
A「だけど……」
そんな私達のやり取りを見て、惣菜屋のおばさんが声をかけてきた。
おばさん「なに、デート中？
可愛いわね〜！
1品サービスしちゃうわよ〜！」
風介・A「デ、デート…!!?//」
突然の「デート」という言葉に、同時に顔を赤くする。
しばらく沈黙が続いて、お互いに何をどうすればいいのか分からなくなってしまう。
A「いえ…あの…！
デートじゃなくて、コレは…//」
必死に誤魔化そうと言葉を詰まらせる。
風介「っ……」
すると、風介が私の手を掴んで惣菜屋のケースの前に歩きだす。
A「えっ…！風介…！？//」
風介の方を見ると、なんだか風介も耳が赤くなっているような気がした。
風介「A、何にする…？」
ケースの前にたどり着いた風介は、緊張した声色で尋ねてきた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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青碧(プロフ) - ミカさんお久しぶりです、青碧でございます!久々に覗いたらいつの間にかアレスを書かれていてびっくりしました!お早い!!お話の展開が良くて楽しく読ませていただきました+*多忙かとは思いますが変わらず応援しております!! (2022年4月26日 13時) (
レス) id: cf763a1038 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - きざみんさん» コメントありがとうございます!! ちまちま更新ですが、ちょっとずつ書いていこうと思います！ 頑張りますので、読んでいただけると嬉しいです！(* ´ ▽ ` *) (2022年3月16日 19時) (レス) @page32 id: 7ddf859fc8 (このIDを非表示/違反報告)
きざみん - 続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2022年1月23日 10時) (レス) @page31 id: 9835f2cbf2 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - ラキさん» コメントありがとうございます!! 更新が遅くて申し訳ありません…m(_ _)m ちびちび更新ですが、これからも読んでくださると幸いです！(*＾▽＾*) (2021年6月2日 4時) (レス) id: 7ddf859fc8 (このIDを非表示/違反報告)
ラキ - 続きがすごく気になります！これから頑張ってください！応援してます！ (2021年5月10日 9時) (レス) id: fd6767c807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：媛乃ミカ | 作成日時：2019年4月14日 1時
