〜７０〜 ページ26
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A(うーーん……)
その後も私は、新必殺技の糸口を掴めずにいた。
そもそも、ブレイブショットすら、どうやって習得したのか私自信も覚えてない。
原点に帰ろうにも、その原点がないんじゃなあ……。
グラウンドのゴール前でうんうん唸っていると、後ろから声をかけられた。
風介「A、ずいぶん来るのが早いな。」
A「おっ、風介。
今日、私達のとこ掃除がなくてさ。」
風介「そうか。
ちょうど、私達の所も今日は担当が割り当たってなくてな。」
放課後掃除のない私達は、今日は一番にグラウンドにたどり着いた。
みんなが来るまで時間があるため、練習前にボールを出して必殺技の構想を練ることに。
A「風介も必殺技を？」
風介「ああ。
いつまでも、タツヤやリュウジに負けてられない。
私自身の必殺技を編み出して、決定力を上げたいんだ。」
A「おお！燃えてんな！
お互い、新しい必殺技を絶対に完成させような！」
風介「もちろんだ。」
こうして私達は、ひたすらにシュートを蹴り続け、その都度互いに分析をしあった。
けれど、何も糸口を掴めないまま時間が過ぎていく。
A「はあ……駄目だ……。
んーどうすればいいんだ……？」
風介「私も、手応えが何も感じられない……。
ただ闇雲に蹴るだけでは、やはり駄目か……」
A「でも、今はこれしか思い浮かばないし……
もう１本やってみるよ！」
籠からボールを取り出そうと、振り返り歩き出そうとした時、
A「わっ!!?」
突然体制が崩れ、地面に倒れかける。
風介「A！」
それを風介が後ろから手を引き、抱き寄せてくれた。
A「サ、サンキュー、ふう……」
お礼を言おうとしたけど、風介の顔が近すぎて言葉が詰まる。
風介「あ……//」
A「……//」
風介はしばらく固まった後、私からすぐに離れた。
A「あ……なんだ、自分の靴紐踏んじゃったのかー……
いやー、気を付けないと……あはは//」
風介「そ、そうだな……//
しっかり結んでおいた方がいい……//」
互いに顔を見れないまま、しばらく沈黙が続いた。
・
マキ「ちょっとちょっと！
何で抱きついちゃってんの、あの2人！//」
杏「あの反応……おそらくどっちも脈アリね……！//
でもあの2人、どっちも奥手って感じだし。
よーし！私達が一肌脱ぐわよ！」
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青碧(プロフ) - ミカさんお久しぶりです、青碧でございます!久々に覗いたらいつの間にかアレスを書かれていてびっくりしました!お早い!!お話の展開が良くて楽しく読ませていただきました+*多忙かとは思いますが変わらず応援しております!! (2022年4月26日 13時) (
レス) id: cf763a1038 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - きざみんさん» コメントありがとうございます!! ちまちま更新ですが、ちょっとずつ書いていこうと思います！ 頑張りますので、読んでいただけると嬉しいです！(* ´ ▽ ` *) (2022年3月16日 19時) (レス) @page32 id: 7ddf859fc8 (このIDを非表示/違反報告)
きざみん - 続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2022年1月23日 10時) (レス) @page31 id: 9835f2cbf2 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - ラキさん» コメントありがとうございます!! 更新が遅くて申し訳ありません…m(_ _)m ちびちび更新ですが、これからも読んでくださると幸いです！(*＾▽＾*) (2021年6月2日 4時) (レス) id: 7ddf859fc8 (このIDを非表示/違反報告)
ラキ - 続きがすごく気になります！これから頑張ってください！応援してます！ (2021年5月10日 9時) (レス) id: fd6767c807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：媛乃ミカ | 作成日時：2019年4月14日 1時
