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高橋くんにも……れんくんが見えていた…
衝撃的すぎる事実に驚きが隠せなかった。
れんくんが見えていたということは、当然れんくんの声も聞こえていたということになる。だとすれば……私が高橋くんとあーだこーだみたいなことを言っていたのも………
「…………な、那須さん？大丈夫？」
『………う、うん。え……、いつから？いつから見えてたの？』
「1週間くらい前かな…」
『まぁじですか………』
肝心のれんくんがいなくて、もうどうしていいのか分からない。れんくんが見えるのは私だけじゃないってこと？体質的な？
目の前で目をまん丸くしてベランダを眺める高橋くん。
『………そのベランダの男の子、れんくんっていうらしいんだけど…』
「めっちゃイケメンだよね！れんくんっていうんだー、那須さんみたいに俺もれんくんと話せたり出来るのかな!?」
思った以上に興味津々の高橋くんは、目をキラキラさせながら私にグッと近寄る。ドキドキが聞こえないように必死に抑えながらぎこちなく首を縦に振った。
すると「やったー！１回話してみたかったんだよね〜」と笑顔を見せてくれた彼。そして流れでLINEを交換してもらえることになった。
「そのれんくんは俺たちにしか見えてないんでしょ？だからみんなの前だと話しづらいし、LINEの方がこっそり話せるしね！」
『………こっそり…』
「俺たちだけの秘密だね」
ズキュンとハートをぶち抜かれた音が聞こえたのは気のせいだろうか。秘密だなんて、なんか如何わしい。ドキドキする。
れんくんのおかげだ…………！
「じゃあ、また明日！」
『うん、バイバイ』
初めて私だけに向けられた高橋くんのお手振りは、明るい未来のような夕日の海の中に溶け込んでいく。
それにしても、れんくんはこんな時にどこに行ってしまったのだろう。
私は久しぶりに1人で田んぼ道を突っ切った。
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スマイル(プロフ) - うおさん» そんなに褒めてもらってしまっていいんでしょうか…!?嬉しすぎてこちらまで涙が出そうでした！語彙力ないなんて、そんなこと全然ないですよ！！逆に今までコメントしたことないのに、この作品にコメントしてもらえたことが私はすごく嬉しいです♪ (2021年8月29日 13時) (
レス) id: 5c84b49db6 (このIDを非表示/違反報告)
うお(プロフ) - あの…本当に素敵でした。。もうひさしぶりにこういう小説で自然と涙が出て苦しくなってもうLost in love が頭で流れて余計にぎゅって心が苦しくなるくらい本当に素敵でした。。今までコメントとかしたことなかので語彙力なくてすみません汗 (2021年8月28日 22時) (レス) id: 93957b3d14 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - みよさん» ありがとうございますっ！殺人投票の時から読んでくださってるんですね！嬉しすぎます！！続編は書く予定は無いのですが、ミニアフターストーリーを考えてみようかと思ってます。応援ありがとうございました！ (2021年8月25日 14時) (レス) id: 5c84b49db6 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - しぃたんさん» すみませんが、続編を書く予定はありません！短めのアフターストーリーくらいなら、書けそうなのですが、、、少し考えてみますね！ (2021年8月25日 14時) (レス) id: 5c84b49db6 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - さいっっっっこうでした！！！スマイルさんのお話は殺人投票の時からみていて本当に大好きです！続編鬼希望です！！！ひとまずお疲れ様でした！！ (2021年8月24日 2時) (レス) id: 09faef6e8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スマイル
| 作成日時：2021年7月23日 16時
