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長尾「いや〜助かった(笑)
あの時､ヤマトさんにAの家の人を
紹介して貰って...(笑)
お蔭で､俺は出世街道に戻れた(笑)」
詩織「#長尾､一体何の話をしてるの？」
長尾「実はさ(笑)｡
あの道路建設と､大型スーパーの建設。
裏が有ったみたいで｡
その大物政治家と､引き受けた業者に癒着が有ってそれが､表沙汰になるらしい｡
贈収賄罪で､近いうちに逮捕される｡
俺らは手を引いてて良かったよ(笑)。
でもさ､こういう話って表沙汰になる事､
ほとんど無いんだよね...。
お互いの利益は一致してる訳だし｡」
詩織「それって...」
ﾏｻﾄ「円城寺の家も...？」
長尾「いや｡その話は一度流れてる｡
Aが､ありとあらゆる手を尽くしたから､
今回の話は､両家には及ばないはず｡
とはいえ...
全くの無関係...とはいかないか｡
証人や証拠を握ってるのは､
Aだからね｡
そう言えば､Aは何処にいるの？」
詩織「#知らないわよ!」
長尾「Σは？じゃ、ヤマトさんは？」
ﾏｻﾄ「放浪の旅へ...
今は何処で何をしてるのか...」
長尾「自由気儘...か｡
良いなぁ､とは思うけど、
俺は無理だな(笑)」
ﾏｻﾄ「どうして？」
長尾「俺の築き上げた物を､
何処かの誰かに浚われるなんて､
想像するだけで､腹立たしい！
手離すなんて...無理(笑)｡」
ﾏｻﾄ「でもヤマトは...」
長尾「何か理由でも有るんだろ？
例えば《女》とか♪
いや、ねぇ〜な。
たかが《女》の為に
全部捨てるなんて(笑)
ヤマトさん､俺と同じ匂いする(笑)｡」
詩織「似てるけど､全然違うわよ！
長尾とヤマトは#！」
ﾏｻﾄ「たしかに...
惚れた女に２度も愛されたら...
ヤマト...Aと一緒って事は？」
詩織「行方不明のAと、
どう一緒にいれるのよ！」
ﾏｻﾄ「長尾さん｡
さっき､証拠や証人はAが握ってる｡
そう言いましたよね？」
長尾「あぁ｡」
詩織「証拠や証人？...｡
って事は...岡崎なら知ってる？！
あ！でも定年迎えたんだ...」
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作者名：アヤコ | 作成日時：2017年11月20日 17時
