21 ページ21
Aが、もがけばもがくほど、
俺に都合良く、身体をホールドする。
※また投げられるなんて！
不様な姿、晒せるか！
掌で頭から首を包み込み、
もう片方の腕で、腰と腕を固める。
Aは動ける足で、
俺を何度も踏みつけ、
動かせる掌は、
俺叩いたり、つねったり。
それでも俺は何度もキスする。
唇を中に入れて抵抗するなら、
耳に息を吹き掛ける。
A「///ﾋﾔｯｧ,」
すかさず唇を奪う。
A「ｳﾝｯ！...はな...ッｳﾝｯ！」
いつしか抵抗はしなくなった。
それを機に濃厚なキスする。
※油断しない。
俺のシャツを掴んでるA。
でも俺のキスに応えたり、少し抗ったり。
heavenの階段でしたキスをする。
※痺れろ、立てなくしてやる！
色気も何も無い。
有る種の格闘技。
A「ｲﾔｯ...ﾔﾏﾄ...ｺﾞﾒ...ダメｯ...」
※ダメ...って、止めねぇよ！
立ってる足の力が
抜けてくるのが分かる。
凭れ掛かる身体｡
漏れてくる息も、吐息混じりに。
真っ暗な家には
俺らのキスの音だけが響く。
《ｶﾞｻｯ》
外で物音...。
※いいよ、見てろよ。
俺がAからは離れない！
それがどういう事か教えてやる！
一気に口内に舌を入れ込む。
A「ﾌｧｯ！...ｳﾝｯ！」
《ｶﾞｸｯ》
Aの足の力が抜けた。
俺の胸に完全に凭れかかるA。
A「ﾊｧ...悪魔(泣)」
ﾔﾏﾄ「んな事、知ってる事だろ。
どうして欲しい？」
A「一緒に地獄に落ちろ(泣)」
ﾔﾏﾄ「良いよ｡でもその前に
愛される幸せ...感じろ」
完全に俺に身体を委ねていた
その身体を抱き上げる。
A「...ヤマト...嫌(泣)、
ごめんなさい(泣)...止めて(泣)」
泣きながら嫌がる女を抱くなんて、
最低な男がする事...。
分かってる...。
ここで、俺がAを抱いたら、
地獄に落ちるのは俺。
僅かに残ってる力で、
俺の首にしがみつくA。
A「ヤマトが...苦しむ必要無い(泣)」
ﾔﾏﾄ「俺を地獄に落とせ...
お前と一緒なら構わねぇから｡」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アヤコ | 作成日時：2017年11月20日 17時
